20代でもう3社も転職してるけど、これってまずいのかな?
転職を繰り返すと就職に不利になるから私はしない!
今回はこんな疑問を解説していきます。
筆者の転職回数は6回。
いわゆるジョブホッパーなわけですが、その経験から言えるのは「若いうちにどんどん転職をするべき」ということ。
30 代、40代になればなるほど転職は難しくなっていきますし、これからの時代はひとつの会社に固執しないで働く、これが理想的な働き方となりつつあります。
なので、20代は経験を積み重ねるのに最適な年代なんです!
転職=悪いの時代はとっくに終わっています。
それでは説明していきます。
この記事を読むと転職の考え方が変わるよ!
すでに終身雇用の時代は崩壊しつつある
終身雇用とは採用した人材を定年まで雇用する制度で、日本ではスタンダードな雇用制度。
長期的な人材確保により、採用コストを抑えられて人材育成がしやすい、定年までの雇用を約束することで従業員が働ける環境を整える結果として労働力を確保する。
これが終身雇用がある企業の目的となっており、企業と安定を求める従業員の利害が一致したことで多くの企業に採用された制度になります。
そもそも、終身雇用の始まりは日本の経済が右肩上がりの高度経済成長期の頃、企業は人材を確保するための代わりとして、このような雇用制度の発端となったわけです。
では、なぜ企業と従業員の利害が一致しているのに終身雇用が崩壊しているかというと
- 日本経済が低迷している
- 成果主義の企業が増えている
などが理由です。
現実問題、利害が一致していても継続は困難!
終身雇用が崩壊する理由:日本経済の低迷
まず、終身雇用の始まりは経済が右肩上がりであることが前提の雇用制度です。
終身雇用は1950年代から約20年経った、バブル崩壊後の1990年代後半には終身雇用から派遣業務委託に移行しています。
この雇用制度は年功序列を用いる企業が多いため、採用コストを抑えられる反面、長く雇用するほど人件費が膨らんでしまうわけです。
日本経済が低迷している現在では終身雇用を維持していくのは困難を極めます。
終身雇用が崩壊する理由:成果主義の企業が増えている
年功序列制度は勤続年数が長いほど人件費がかさ増ししていき経営を圧迫する原因となるだけでなく、成果を残さなくても年収が上がり従業員の向上心も低くなりがちです。
評価も正当に反映できず、若い世代がやる気を失い辞めてしまうからです。
そういったことから成果主義に切り替える企業が増えています。
20代は転職回数が多くても気にしなくていい、むしろ経験を積むチャンス
引用元:マイナビ転職回数の調査
これはマイナビが企業に調査した「転職は何回目から気になる?」をグラフにしたもので、割合の多い回数は2回目が8%、3回目が40%、4回目が16%、5回目が12%となっています。
企業が気にする回数はダントツで3回目ですが、最近では転職回数よりも経歴を重視する傾向があるので、さほど心配する必要はないです。
短期間で転職を繰り返してしまっている場合は、かなり心証が悪くなってしまいますが、1年間〜3年間も勤めていれば問題ありません。
20代というだけで人材価値はほかの年代に比べると、ずば抜けて高くなっているんです。
もうひとつ言えば、いくら転職回数が多くてもひとつの職種に特化していれば尚の事、重宝されます。
転職回数が多い=再就職が難しい
じゃなくて難しくなる場合もあるということです。
これが転職回数を気にする必要がないという理由なんですね。
筆者の経験からいえば、20代はどんどんチャレンジしたほうがいいってことです。
のちほど理由をお話しますが、その経験が30代以降に必ず役に立ちます。
ただ、気を付けておきたいのは「転職グセ」をつけてしまうことです。
人間関係やトラブルなどで、ことあるごとに転職していれば、それはただの逃げ転職。
筆者が勧める理由は未来の自分にとって価値ある経験になる。
これが大前提です。
なので、やみくもに転職してはいけませんよ。
20代はチャンスが多い年代だよ!
20代が転職を繰り返したほうがいい理由
社会人として働き始めた20代の方の転職は得られることばかりです。
天職に就ける可能性がある
筆者が20代に転職を勧める最大の理由は「天職を見つけれる」かもしれないということです。
苦手で興味もない仕事を続けていくにうちに、向上心がなくなるどころかイヤイヤ仕事をすることになるからです。
いずれしても、やる気を失って「仕事は生活のため」と惰性の仕事しかできなくなります。
それなら採用されやすい20代でたくさんの職種を経験して、天職といわずにしてもあなたに向いている職種を探すことが可能になります。
筆者は向いていない仕事もしてきましたが、続けることが困難だったんです。
年齢を重ねてから異業種への転職はハイリスクでしかありません。
採用率が下がる上に不向きな業種だった場合は、また転職を考えないといけませんし、仮に再就職しても年収が下がる可能性が大です!
30代、40代は経験やスキルを求められます。
なので、30代までにスキルを身に付けておく、これが重要になってきます。
このスキルを身につけることで年齢を重ねてからの転職を有利に進められ、年収が上がる可能性が飛躍的に上がります。
コミュニケーション力が磨ける
仕事で欠かせないのはコミュニケーション力です。
上司、同僚、部下との連携を円滑にするために必要になります。
まず、コミュニケーション力を磨く効果的な方法が「たくさんの人と話す」これに尽きます。
なので、多くの転職を経験している人はコミュニケーション力に磨きがかかるのは必然的。
仕事を円滑にする以上の効果だってあります。
仕事はできないけど評価が高い、どこの会社にでもいるのではないでしょうか。
こういった人物の特徴は総じて「コミュニケーション力」が高い。
職場の人から好かれて多少のミスも許されて、評価に響かなくなります。
それだけコミュニケーション力は重要なんですね。
身に付けて損がないものが多くの転職を経験することで勝手に身に付きます。
人脈を広げられる
人脈を広げる意味は個人的なビジネスの繋がりや人脈を通じた採用が多く行われているからです。
人脈を通じた採用は企業にとっても有益になり、面接だけではわからないスキルや経験がお墨付きの人物を採用できます。
それに伴って適材適所の配置もたやすく企業サイドでもメリットばかりです。
もちろん、本人にも大きなメリットがあります。
人脈とは人との関わりで築かれていくものです。
つまり人と関わることは、より多くの情報を集められるので、人脈を築くと仕事でさまざまなヒントを得られます。
また、自分では解決できない問題に直面しても思いもよらないアドバイスで切り抜けられたり助けられたりと人脈を築く効果は絶大。
転職で新たな人間関係を構築しましょう!
年収が上がる
筆者の経験上、転職は高確率で年収があります。
筆者の場合は転職したうちの2回は年収が下がってしまいましたが、残りの4回は年収が上がっています。
とはいっても、1000万になったとかではありませんが、うまく転職をすれば年収が下がることはありません。
同業種の経験を積んだ転職で年収が上がったパターンが多いです。
異業種は年収が下がる可能性が高いですね。
なので、20代で仕事の方向性を決めてからの転職をおすすめします。
転職はガチャと同じ、転職ガチャに成功しないと長期的に働けない
転職はガチャと同じと言ってしまっては身も蓋もない話になりますが、転職はガチャと同じです。
就活する方が必死なように企業も採用コストを抑えるために必死なわけで、あらゆる謳い文句をかかげて募集します。
「シフト制で残業なし」「月給〇〇円以上」「アットフォームで社内環境が良いです」どれも典型的なブラック企業に使われるキャッチコピーですが、その謳い文句が真実なのか見抜く力が重要になってきます。
見抜く力を鍛えられる20代で多くの転職を経験をしているかしていないかは雲泥の差です。
鍛えていればSSR企業をいとも簡単に引けるわけです。
30代、40代になってから「うちの会社はブラック」と気づいてからでは遅いです。
長期的に定年まで働ける企業は自身で見抜き、洞察力を養わなければいけません。
ある程度の経験があれば面接時の社内環境も一目瞭然になります。
転職を成功させるには経験が物を言うよ!
20代は転職を繰り返すべき【まとめ】
人材価値の高い年代で経験を積んで30代、40代に活かす、これは長期的に働くための立派なキャリアプランといえます。
転職はいけないと日本特有のオピニオンで二の足を踏まずにチャレンジすることが大切です。
スキルアップ、天職に巡り会う、コミュニケーション力、企業を見抜く力、こんなに得るものがあります。
転職で培われた経験は必ず役に立つので、自身の判断でキャリアアップしていきましょう!
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