30代になって転職したいけど、うまくいく気がしない。
不安で転職に踏み切れない。
30代になると何かと悩みごとが増えますよね。
若いときのように転職が出来なくなりますし、家庭持ちでローンを抱えていれば尚のこと踏み出しにくいですよね。
でも、筆者の経験からいうと「30代でも転職できます」むしろ優位な年齢です。
なので、この記事を読んで転職への一歩を踏み出していただければと思います。
それでは解説していきます。
- 30代で転職に踏み切れない
- 現職に悩んでいる
- 転職先でうまくいくか不安
- 人間関係が良すぎて切り出しにくい
- このままでいいんじゃないかと、半ば諦めている
30代で転職に踏み出せない人は必見!
踏み出さないと始まらないよ!
筆者が30代で転職した理由
筆者が転職に踏み切った理由がこちら
- 年収が頭打ち
- 人間関係が面倒くさい
- 仕事量の偏り
などが原因です。
それではお話していきます。
年収が上がらず頭打ちだった
転職当時の年収は450万円で通信業界です。
通信業界は32歳のときに未経験で入社した異業種です。
初めは未経験だったので年収に対して不満はありませんでした。未経験入社でむしろ貰い過ぎかなと思ったほどです。
これは昇給も期待できるな!
そんな感じに気楽に考えていたんです。
そして、昇給が反映される5月の給料明細を楽しみにして開封すると
なんと953円!
衝撃的すぎて今でも忘れません。
それに3円ってなんだよ!って不満が爆発しそうになりましたね。
まるで奈落の底に突き落とされた気分です。
半人前だから低いのかと気になって、年下の先輩に聞くと「いつもこんなもん」と回答をいただき、一年目で心がへし折れました。
結局、この会社には2年ほど在籍しましたが、このままじゃ収入は上がらないし頭打ちだと決断して辞めました。
距離感が近くて人間関係が面倒くさかった
この会社は年齢層が高めで40代〜50代をメインで構成されていて、年上ばかりで仕事については聞きやすい環境でした。
ただ、やたらと干渉されていました。
「昨日の休みは何してた?」「間違えてないか見てあげる」横に立って無言でチェックなど、鬱陶しいことこのうえないんです。
例えば、休日に遊びに行った翌日の仕事でちょっとした間違えをすると「遊びすぎちゃうか」みたいに、プライベートを持ち出してくるんです。
それ関係ないやんとイラッとするわけです。
筆者が今まで出会った、この年代の人は世話焼きタイプが多かったと言うべきかもしれませんが、この年代は世話焼きタイプが多いんじゃないかなと思っています。
未経験だし気にかけられるのは、ありがたいことです。
しかし、距離感が近過ぎるのも問題だと考えています。
そう感じるのは自分だけ?と疑問に思ったので調べてみました。
すると、筆者に当てはまる記事を発見。
その記事によると、上司と部下の距離感が近すぎると部下がストレスを感じるようになると結論づけています。
引用元:DIAMOND online
この環境は筆者に合わなかったわけです。
仕事量に偏りがある
通信業界は今の会社で2社目。
この業界ミスをすると、仕事量を極端に減らされてしまいます。
その理由が賠償問題などに発展しやすいことから、重要な業務から外されたり出世しにくくなったりシビアな業界です。
その結果として「仕事量に偏り」が起きます。
会社としては当然の措置でしょうが、周りはたまったものじゃありません。
残業がないのが魅力だったのに残業しないといけない、ただでさえ下っ端で雑務が多いのに負担は倍増です。
筆者は20代のころに残業を130時間したことがあり、それから残業に嫌悪感があります。
それに仕事とプライベートのバランスが崩れるとストレスが一気にたまるわけです。
そんなの問題ないって人もいますが、筆者にとって見切りをつける大きな理由。
残業ありきで仕事すると惰性になりますからね。
30代で転職して成功!筆者が転職を勧める4つの理由
そんなこんなで転職したわけですが、正直いっていい事しかありませんでした。
転職して変わったのは
- 年収アップ
- 年間休日が増えた
- 人間関係がリセットされた
- 転職に耐性がつく
などです。
辞めた原因から解放されて満足しています。
年収が450万円→570万円にアップした
見出しの通り、年収が大幅にアップしました。
上がりすぎて怖いくらいですが、これには理由があります。
まず、収入を上げる前提だったので同業種に絞って転職活動しました。
それと転職エージェントを利用して経験者だと猛アピール。
以前より事業規模が大きい会社に転職できたなどです。
規模が大きくなったといっても大手の下請けですけどね。
この転職活動は全てにおいてタイミングがよかったです。
一般的にめちゃめちゃ貰ってるわけじゃないので、大した事ないと思うかもしれませんが、筆者からすると転職成功です。
年間休日が105日→120日に増えてプライベートが充実
前の会社は土日の完全週休二日制で振替を含めて年間105日だったので、祝日は休みじゃありませんでした。
やっぱり105日では少ないですよね。
祝日が出勤っていうだけで「世間は休みかー」とモチベーションが下がります。
15日の差は大きいですよ!
肉体的、精神的にも休まる時間が増えますし、プライベートが充実します。
それに入社したときには子供が産まれていたので、子供と遊ぶ時間が増えて大満足です。
面倒くさい人間関係をリセットできた
これに関しては
転職先でも面倒くさい人がいるんじゃないの?
と疑問に感じる人がいると思いますが、全くもってその通り。
合わない人がいない職場はありません。
どこでも合わない人や面倒くさい人はいます!
ただ、現状を変えるには転職するしかないし、知らないうちににストレスが溜まると疲れ、憂鬱などを感じるようになります。
というわけで、ストレス要因は排除すべきだと考えています。
合わない人がいたら、また転職するの?
については、リスク低減対策が必要です。
筆者は転職エージェントで入社しましたが、担当に社内の雰囲気を教えてもらったりしていました。
実際に面接に行った際にも社内見学させてもらい、自分で確かめてから入社を決めました。
10分程度しか見学できませんでしたが、見ないと見るのとでは大違いです。
そういった対策で問題なく仕事しています。
いい意味で転職に耐性がつく
転職に耐性がつきます。
これは「嫌ならすぐ転職しましょう!」って意味じゃないので勘違いしないでくださいね。
筆者も不安を抱えて30代で転職したわけですが、年齢が原因で転職に踏み出せない。
これってすごく損していると思うんですね。
「この会社に将来性はない」「給料は上がらない」「残業が多すぎる」など明確な理由があれば決断も必要です。
「もう、歳だからね」と自ら足枷を作っていては泥船に乗るようなものです。
しかし、この年代で転職を経験して自信をつけると不安な気持ちが和らぎ、転職へ一歩踏み出す勇気がつきます。
それに転職に耐性がつくというのは「思ってた会社と違った」「上司と合わない」などの場合に乗り切れるようになります。
この歳で転職するときは最悪な状況を想定して転職活動します。
なので、合わない上司などは想定内の状況、あらゆる面で耐性がついています。
そういった耐性がつくとダメな会社はダメと見切りをつける判断力、マイナスな状況を打開する対応力が身に付きます。
30代で転職して実感したこと5選
筆者が転職して実際に感じたことについてお話していきます。
30代転職のマイナスイメージ問題
30代の転職活動はどうしてもマイナスイメージを抱かれてしまいます。
このイメージが先行して「30代の転職活動はつらい」「30代の転職は難しい」と社会人全体に刷り込まれているわけです。
でも、実際はそんなことありません。
むしろ、転職を有利に進める武器がある状態です。
それは、20代にない経験値があります。
中にはチート級の優れた20代もいるでしょう。
しかし、経験に勝るものはないと筆者は考えます。
筆者が転職したのは同業種だといいましたね。
これは年齢にも打ち勝つ武器だったと自負しています。
未経験者だと教育に時間をかけなければいけませんが、経験者は教育に時間をかける必要がないので企業にとってメリット。
マイナスイメージと裏腹に実際は有利です。
転職に失敗しても死ぬわけじゃない
転職失敗=ゲームオーバー人生終わりのように考える人が多いです。
たしかに転職を失敗したダメージは相当なもの。
筆者も30代のではありませんが29歳のときに失敗したことがあるので、不安、焦り、後悔などの気持ちが痛いほど理解しています。
その時の話を記事にしていますので載せておきます。
それでは本題に戻りたいと思います。
転職に失敗したら人生終わるのかについてですが、まず日本には「終身雇用制度」が根強く残っており、定年まで同じ職場で働かなければいけないと考える人が非常に多いです。
それが好条件なら理想ですが、満足できる会社なんて本の一握りなわけで、悪条件のなか働き続ける意味がありません。
好条件を求めての転職はごく自然なことです。
なので、失敗したからといって人生終わるわけでもないし、死ぬわけでもない、切り替えないと前に進みません。
時間をかけて転職すれば失敗しにくい
先ほど貼った記事に書いていますが、勢いで転職すると失敗すると断言します。
ちなみに筆者は29歳のときに勢いで転職してます。
20代の転職と違って30代の転職はかなり慎重にしないといけません。
まず、20代は求人の年齢制限に引っかかることがありませんが、30代ともなると話は変わります。
求人広告の年齢制限が廃止なったといえど、実際は年齢も重要な採用項目になっています。
年齢が上がるにつれて求人の幅が狭まってしまうのが難点なところですが、それでも経験者を求める企業はたくさんあります。
その中でじっくりと時間をかけるだけで目に触れる好条件の求人や希望の求人に出会う可能性が高まります。なので、焦らず転職活動すれば失敗の確率がグンッと下がります。
30代で異業種に挑戦したい人は覚悟が必要
どの年代でも異業種への挑戦は大変つらいもの。
職種特有の環境がガラリと変わってしまい戸惑うときが増えます。
1番苦労するのが仕事内容を覚えなければいけないことです。
それも20代よりも早く覚える必要があります。
20代であれば覚えるスピードが遅くても甘い目で見てもらえます。しかし、30代で覚えが遅いと若い頃のように優しく接してくれなくなります。
その結果、自信を喪失して悪循環を引き起こします。
それに「自分ではまだまだいける」と思っていても意外と覚えられなかったりします。
プレッシャーをかけるようですが、めちゃめちゃ覚悟しないと、あとで後悔するハメになります。
極めつけが30代未経験は入社までのハードルがとてつもなく高いです。
年代的に即戦力として雇用するので、未経験だと入社自体が難しくなります。
少し脅し文句のようになりましたが、どうしても挑戦したいっていう人は全力で転職活動して退職する結果になっても後悔がないように取り組むべきです。
中途半端な気持ちでの転職はおすすめしません。
辞めるなら誰にも言わずに辞めたほうがいい
同僚や上司に退職の相談は控えるべきです。
不安で相談したくもなりますが、ある程度の年齢に達すると「その歳で転職は難しい」と必ずといっていいほど言われます。
そう言われると退職の意思が揺らいで一歩踏み出せなくなります。
なので、辞めるときパッと辞めたほうが後ろ髪を引かれずにすみます。
人間関係が良すぎて退職を切り出せない人も同様に自分のためだと割り切りましょう。
30代の転職をおさらい
30代の転職は若い年代に比べて難しくなりますが、30代の経験値が強みとなります。
この強みを活かせれば転職がうまくいくはずです。
まだまだ、転職を諦める年齢でもないので希望する条件に出会うことが可能です。
転職活動は希望条件が見つかるまで焦らずにすることが成功の足がかりといえます。
条件が上がれば満足のいく社会人生活だけでなく、プライベートも充実するでしょう。
この記事を読んでまだまだ転職できる年齢だと再認識していただければと思います。
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