面接でよく聞かれる質問-質問の真意と答え方

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採用の本選考において、必ず通らなければいけない難関が「面接」です。

失敗ができない一発勝負の状況下で、どんな質問をされるのかと不安になる人は多いのではないでしょうか?

質問の意図を理解せずに答えていては「採用」までの道のりは遠くなります。採用側は応募者とじっくりと話しができる1回の面接で採否を決めねばならないので、当たり障りない返答では採用側に伝わらず評価が上がることはありません。

採用側の評価を上げるには十分な対策と質問の意図を把握することが重要です。

質問例と意図を理解して対策していきましょう。

自分に関する質問

自己PRしてください

人間の心理で「自己PRしてください」と言われると、応募者はどうしても自分を良く見せようとしがちです。しかし、この質問で大げさにアピールすると他の話も信憑性がなくなります。時には盛って話すことも大切ですが、誠実に答えるほうが好印象でしょう。

ただ自慢話のような自己PRを聞かされても面接官は辛いだけです。自己PRと単なるうぬぼれをはき違わないようにしましょう。

この質問のポイントは「客観性」があるかどうかで、面接官は”当社で役立つことを連想させる”答えが欲しいのです。

質問の回答例

私の一番の売りは根気強さです。前職の営業ではクライアントを徹底的にリサーチすることで顧客を増やし売り上げに貢献してきました。商談の数も徐々に増えました。

時間の許す限り、提案書や見積書を見直しミスをなくすように努力していましたが、過去に一度、見積書の金額にミスがあり、せっかくの案件を逃した苦い経験があります。過去の過ちを素直に見直し、次につなげれるように改善策を見直しました。

ミスが起きないように努力を重ねられることが、私の強味です。

あなたの長所を教えてください

人の長所はいろいろありますが、この質問では面接官に与える印象と長所が一致しているかが重要です。”私の長所は明るい性格です”といっても面接官への対応が暗いと不信感を抱きます。

面接官は応募者の本質を見抜く材料としているので、その長所が職場環境でうまく機能するのかという視点から配属さっる組織風土や職場仲間との関係性を意識しながら適合度合いを知りたいからです。

質問の回答例

私の長所は、誰に対してもやさしさある行動をとれることです。今まで2社での勤務経験がありますが、どの職場でもやさしさをもって接した結果、職場の上司、部下、同僚と信頼関係を築くことができました。

繁忙期では社員全員が協力的で、忙しい時期を乗り越えました。今ではこの習慣が身に付き誰にでもやさしく接することができると自負しています。

あなたの短所を教えてください

短所を言うことはマイナス評価につながりかねない情報で非常に答えにくい質問の1つと言えます。「短所を長所に置き換えて話す」といったアドバイスもありますが、この質問で大切なのは包み隠さず誠実に短所を述べることです。

その短所が”イライラしやすい”、”カッとなってしまう”、”感情をコントロールできない”など明らかに悪影響を及ぼす短所は間違いなく落とされるので控えましょう。それともう一つ短所を言えば落とされると思い「目立った短所はありません」と短所を言わないのは控えるべきです。

面接官はネガティブな情報だからこそ本音を聞きたいわけで、仕事に影響を及ばさない短所なのか見極めています。

質問の回答例

私の短所は人に甘いところがあるということです。温和な性格で人に厳しくすることができませんでした。また、人に嫌われたくないという気持ちが強く、出世して任される立場になっても部下に厳しく叱ることができませんでした。

私の上司は対照的でミスがあれば厳しく叱る人でしたが、部下からの信頼は厚く決して嫌われていませんでした。私は上司を見習い、言うべきことは言うを心掛けて日々これを実践しています。

今後のキャリアプランについて教えてください

この質問に対して自己中心的な話をしてしまうと面接官にマイナス評価を与えてしまいます。自分の夢を語るのが正解と思われがちですが、面接官が求めているのは「当社の現状や方向性を理解したうえで具体的かつ実現性が高いキャリアプラン」を聞きたいのです。

企業情報を研究していないと思い付きや絵空事と判断されかねません。企業の職種に合ったキャリアプランを回答しましょう。

質問の回答例

私は御社の経営を担う人物になりたいと思っています。20代はがむしゃらに取り組む時期で下積みの時期と思っています。30代では自分のコアコンピタンスを確立して、40代ではマネジメントスキルを磨き50代では会社を引っ張っていくというように考えています。

目の前にある仕事を誠実に対処して経営側に立つためには下地が重要と考えています。

休日の過ごし方を教えてください

休日の過ごし方からは応募者の意外な一面が見られる質問です。継続して働いていくには仕事と休日の切り替えが非常に大切ですが、この質問は仕事に直結しなくても問題ありません。応募者のプロフィールを見せるチャンスだと考えて下さい。

しかしながら、休日は家族との時間を大切にしている場合は転居を伴う転勤や長期出張は難しいと連想されますし、休日は夜間学校に時間を費やしている場合は時期によって多忙になるので仕事とのバランスがとれているかなど、業務に関係ない質問からでも面接官は読み取ったり予測するので慎重に話をしましょう。

質問の回答

休日はスポーツジムに通い汗を流しています。学生時代は陸上部に所属していたので、今でも食欲が旺盛で1週間に1度は必ずジムに通い体重制限をしています。

体重制限も兼ねていますが、汗を流すことでストレスを発散して翌日にはリフレッシュした気持ちで過ごせると考えております。

当社に入社したら何をしたいですか?

この志望動機は仕事の内容を聞いている重要場な質問です。

この質問に求人広告の職種を答える人がいますが、それは質問の的を得ていません。募集要項に記載している業務内容を正確に表してはいません。応募者として自分は何ができるのかを答えるのが適切です。

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販売職ならどの商品をどんな顧客に売りたいのか、一歩踏み込んだ答えを用意するべきです。

将来のスキルアップを目指した内容なら評価はアップするでしょう。

質問の回答例 異業種の人

前の会社は布製品の商社で食品卸とは同じ商社でも異業種です、ですから、社員の皆さんとノウハウを情報交換をして販売技法を高めていきたいと思っています。

質問の回答例 勤務年数が短い人

経理の仕事に携わりたいと思います。前の会社ではできなかったことなので、御社ではぜひやってみたいと思います。

質問の回答例 同じ仕事を長く続けた人

長年同じ仕事に従事してきたので違う仕事に挑戦したいと思っています。経験不足をご懸念のようですが、仕事を覚えるコツは十分に学んできました。大きな仕事に挑戦したいと思っております。

〇〇〇の資格ももっておりますので、御社の〇〇〇事業にも加わりたいと願っております。

質問の回答例 転職回数が多い人

豊富な会社経験がありますので、〇〇〇の資格をとる準備を進めております。

資格取得後は御社の〇〇〇事業に貢献できると思います

この質問の対策

採用側がこの質問をする時は応募者の志向を確認しています。応募者が「この業務に携わりたい」といってもできないこともあります。

この質問は応募者がどういう志向を持っているか確認したいからです。

反対に応募者が知らない業務でも、

スキルに合わせた業務は採用担当者の判断となる。

この質問は、応募者が自社業務について理解しているか確認する目安となります。臆せず堂々とできることやりたいことを伝えればよいでしょう。

志望動機・業界に関する質問

応募した理由を聞かせてください

志望動機を問う最も一般的な質問です。同業他社もあるのに、なぜその会社なのか、会社を選んだ基準を明確に答えていきましょう。

求人広告を見て選んだ理由が明確な理由がなくても、突き詰めていけば理由が思い当たるはずです。年間休日が多い、基本給が高い、福利厚生が充実しているなど、理由が見つかります。

しかしながら、面接官も様々なタイプの人がいるので本音を言うのは、少しリスクがあるので控えた方が無難です。

この質問の真意は「当社の知っていることは?」ということであり、応募する会社を知らなければ志望動機を答えれません。企業の情報収集をしっかりしていれば、志望動機を聞かれてもスラスラと返答できるでしょう。

質問の回答例 商品にひかれた

以前から御社製品のファンで、新製品が出るのを楽しみにしていました。先日、発売された〇〇は「待ってました」と思わず叫びたくなるほど消費者の心理をついた商品でした。そんな商品をつくる御社にぜひ入社したいと思い応募しました。

質問の回答例 会社の事業にひかれた

経済新聞で御社が新しく事業を始めるという記事を読みました。しかも、非常にユニークな方法ということなので、強い興味を持ちました。そのための人材募集ということなので、私もぜひ参画したいと思い応募しました。

質問の回答例 経営方針にひかれた

御社が経営方針として打ち出している「事業部ごとの独立採算制」に共感を覚えて応募しました。この制度ですと個人の能力を最大限にいかせ、私のような者でも、キャリアをつめると思い志望しました。

この質問の対策

経営方針、商品、企業風土、事業展開から将来をイメージして志望動機を探そう。店舗のある企業なら足を運んで会社の情報を入手するのも一つの手です。

具体的な説明は説得力が増します

数ある同業企業のなかで、なぜ当社なのですか?

この質問に対しては同業他社よ応募企業を比較した上で応募理由を結論づける必要があります。曖昧な表現や褒め文句ではなく、論理的な理由が必要です。

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業界研究・企業研究に基づいた話でプレゼンテーション能力が試される質問になるので、わかりやすくまとめることが重要です。他社を下げて応募企業を褒める方法はイメージが悪くする発言なので控えましょう。

質問の回答

業界は既に飽和状態の中で、御社は女性向け商品の開発に注力して〇〇〇商品のように大ヒット商品を生み出しました。どこよりも早く顧客のニーズに対応しております。現在、御社は業界5位のポジションですが先読みする力がずば抜けていると考えています。

当社のイメージはいかがですか?

この質問は「当社のイメージに幻想をいだいていないか」という意味合いがあります。若手に多く聞かれる傾向があります。良いイメージが膨らみ過ぎると入社前のイメージと実務が違うといった理由で早々に退職するケースが増えています。

だからこそ、この質問でイメージギャップがないか確認しています。

質問の回答

私は御社に対して、新しい事業にとり取り組むチャレンジ精神と実行力がある会社というイメージをもっています。会社の理念が社員全員に浸透しているからこそだと考えています。

社員数千人規模の移管ニュースはその代表例だと思います。

しかしながら、そのスピードについていけない社員の方は苦労していると聞いています。ご縁があれば御社の求めるスピード感を身につけたいと思っています。

当社に間違いなく入社していただけますか?

他社を並行して応募しているのは問題ありませんし、むしろ当然の流れでしょう。この質問でのNG発言は嘘やはぐらかすことです。この質問をされるとどんな人でも表情に出るので、回答内容より応募者の表情や雰囲気で本音を感じ取れます。

かと言って「御社は滑り込みです」などは問題外。大事なのは心境をプラス方向で語ることです。

質問の回答

正直申し上げて、今現在は御社に入社するとは申し上げれません。もちろん内定を頂けるのは光栄ですし、働いてみたいと思う企業の1つでもあります。

しかし、転職活動を始めて間もなく以前の転職では企業選びが上手くいかなかった経験があるので慎重に考えたいと思っています。内定については回答期限内にはお返事させていただきます。

退職・転職に関する質問

退職した理由を教えてください

会社都合の退職は事実を伝えて問題ありません。「経営不振から事業部自体を廃止することになり退職しました」というケースなら面接官も納得します。

自己都合退職の理由が「長時間労働」「自分の意見が通らない」「上司と上手くいかなかった」などは嫌なことがあれば辞める人というイメージを与えます。

退職理由はネガティブな要素しかありませんが、どれだけネガティブな要素を排除できるかで面接官の評価が変わります。

質問の回答

私が考えるキャリアプランと方向性が大きく異なっていました。一定期間の経験を積めば希望部署に異動できると面接時に説明がありましたが、実際には異動が非常に困難で自分の目標実現は難しいと思い知らされました。

社内異動のチャンスを伺う手段もありましたが、いたずらに時間を過ごすならと考え退職しました。

いつから入社できますか?

この質問をされるということは内定の可能性が非常に高い人に限定された質問です。明確な回答を得ることで応募者の入社意欲を確認して入社確度の高い人に絞ります。

ここで曖昧な返事をすると内定のチャンスを逃すことになります。すぐに入社できない場合は「内定をいただいてから、現職の引継ぎにおおよそ1ヵ月は必要です」と具体的に説明することで入社意思が面接官に伝わります。

質問の回答

内定をいただいてから1ヵ月と考えています。

1ヵ月と申し出たのは、現職の就業規則を確認したところ退職の場合は1ヵ月前に届け出るようにと記載されており、引継ぎ業務は1ヵ月あれば確実に終えれると思います。しかし、1ヵ月という期間が御社タイミングに合わず長すぎるようでしたら、もう少し短期間で退職できないか勤務先に交渉したいと考えています。

転職回数が多いのはどのように考えていますか?

アメリカでは転職を重ねることでキャリアアップを図る人が多いですが、日本ではどうしてもマイナス要素になります。若手で複数回も転職していれば不審がられるのも当然です。しかし、転職を重ねた事実は変えられないのは面接官も承知の上です。

長々と言い訳をするのではなく、簡潔に退職理由を伝えることで真摯さ、誠実さ、潔さが伝わります。

質問の回答

転職回数は4回になりますので、多いという自覚はしております。それも自己都合退職で自分勝手なわがままな人と思われても仕方ありません。20代半ばで会社に対して不満を抱き会社を辞めていましたが、30代となりいたく反省して甘いことばっかり言っていてはダメだと自覚しています。

御社で私に任せれる仕事があれば、なにごとでも進んでやる覚悟です。

転居を伴う転勤がありますが大丈夫ですか?

なんらかの理由があって転勤ができない人は正直に伝えて下さい。とりあえず「大丈夫です」と言えばいいだろうという、その場しのぎの回答は後々にトラブルになりますので嘘は避けてください。

もし、この理由が「友達と離れたくない」といった応募者個人の問題なのか「家族の介護が必要」といった回避できない理由なのかが問題です。

前者は問題外としますが、転居できないことについて回避が難しい理由があり、「強い入社意欲」が伝われば内定の可能性も高くなるでしょう。

質問の回答

正直に申し上げると、現段階では難しいと考えております。実は今、母の介護を抱えておりまして家族による交代制で介護しています。来年には子供も保育園に入園するので妻の行動範囲も広がり、介護施設の送り迎えが可能になります。

それゆえ、今すぐは厳しいですが来年以降になれば、遠隔地でも単身赴任ができると考えております。

あなた希望する給与額を教えてください

理想とする金額を述べていい訳ではありません。ここでは現職(前職)の仕事内容を比較して給与額を算出しなければいけません。現職(前職)の給与額から増額、減額、現状維持のどれかを希望するには明確な理由が必要になります。

この質問は「提示される金額で問題ありません」「いくらでもいいです」などは質問の答えになっておらず、具体的な根拠に基づいた金額を言えるのかが求められています。

明確に答えれるなら自己主張をしても問題ない質問なので、臆せずに伝えましょう。

質問の回答

現職の年収は500万円でしたが、450万円を希望いたします。前職では管理職の立場で販売業務だけではなくスタッフ管理を任されており幅広い業務をこなしていましたが、今回は店舗スタッフということで前職よりも業務範囲が狭くなっているので、この金額を希望します。

私はこの業界で10年のキャリアがあるので即戦力として働けると考えています。なので御社の店舗スタッフより50万円高い金額を希望しています。

御社の評価や規定もあるのは重々承知していますが、御社で働きたい気持ちが最優先ですので金額に固執することなく柔軟に対応したいと思っております。

現職(前職)よりも給与が下がりますが、大丈夫ですか?

同じ業種でキャリアを積んでいても給与額の基準は会社によって異なるので転職したことで給与額が下がることもあります。この質問ですべきことは「給与が下がっても御社で働きたいという意思」をアピールできるかです。

受け入れて貰うことが大前提の質問になりますが、今後のキャリアプランについて語り給与アップについてアピールするのも一つの手段です。

質問の回答

給与が下がることは覚悟しております。今は御社に入社して働くことが最優先事項です。給与額のことだけ話せば現職並みの額をいただきたいのが本音です。しかし、私は御社において何の実績もなく、御社の提示される金額に従いたいと思います。

入社させていただく以上は一生懸命業務に励み同世代の誰よりも高い給与が取れるようにと考えております。

当社は残業が多いですが、大丈夫ですか?

「大丈夫です」が前提となるが、残業の多さに対する自信の認識や対処について語っていきたい場面です。

「ダラダラ残業は会社にとってもよくありません。常に生産性を上げる視点を持ち業務効率化するための努力が必要です」と答えると面接官の訴求力も高まるのです。

質問の回答

大丈夫です。前職では今回の応募職種と同じ営業職に就いていましたので、長時間残業をこなしておりました。お客様が満足いくサービスを提供するには1件1件時間をかけていましたので、どうしても残業が発生します。

よって、家庭の事情などやむをえない時はともかく、長時間残業ができないなら、この業界は務まらないと重々承知しております。

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