自分だけ残業が多くて納得できない。なんか対策とかない?
役職が上がって自分ばかり残業しないといけない。
とにかくつらい、この状況をどうにかしたいですよね!
単純に肉体的な疲労、精神的な疲労が積み重なってどんどん疲れは溜まっていきます。
このまま続くと身体を壊して今後の仕事に支障をきたすので解決しなければいけません。
なので、今回は自分の能力と関係なく、同僚が残業しないなど労働環境が原因で「自分だけ残業している人」に焦点を当ててお話していきます。
- 責任のある立場になって残業が多い
- 同僚が残業しないおかげでしわ寄せがくる
- 仕事量が不公平だと感じる
- キャパオーバーの仕事量を抱え込んでいる
おじさんも同じ状況に陥ったことがあるけどホント疲れるよね!
でも、改善できるから読み進めてね!
ひとり残業は精神的につらい
私がひとり残業をしていたときは働き方改革前だったこともあって、さほど残業に対して厳しくない時代でした。その当時の残業時間60時間超でした。
自分だけ残業していて何がつらいかというと肉体的疲労でもなく「精神的疲労」です。
始めは「自分がやらないと終わらない」とやる気もあって何とか乗り切れます。
それと今思えば「自分は仕事を頑張ってる」と一人だけ残業している自分に酔っていたのかもしれません。
そんな感じで乗り切っていましたが、そんな状況が2ヶ月、3ヶ月と続くと限界がくるわけで、自分だけ残業している状況に不満や怒りが沸々と湧いてきます。
かといって、この状況を打開する術がなくストレスは溜まる一方です。
ここまでいくと出勤することすら苦痛に感じるようになるわけです。
そこで「このままじゃ潰れる」と思いつく限りの対策をして残業が60時間から20時間弱まで残業を減らせました。
短時間のひとり残業の人も対策すべき
今は働き方改革のおかげで残業が45時間までだから耐えれるよ!
という短時間のひとり残業だから大丈夫って人も他人事じゃないですよ!
勘違いしてる人が多いですが、今でも36協定の特例に限り月45時間、年間360時間を超える残業は法的問題ないので、長時間のひとり残業が発生する可能性があります。
ちなみにどれぐらいの残業ができるかというと以下の通り
- 時間外労働が年720時間以内
- 時間外労働と休日労働との合計が月100時間未満
- 時間外労働と休日労働の合計について、2か月平均、3か月平均、4か月平均、5か月平均、6か月平均がすべて1月あたり80時間以内
- 時間外労働が45時間を超えることが可能な月数は年6か月が限度
このように働き方改革後も特例で長時間の残業が可能です。
特例ってなに?
業務が急増したなどやむ得ない状況なら、45時間を越える残業が認められているわけだよ!
会社の方針や環境がいつ変わるかわかりませんし、予見できないので短時間の人も対策すべき問題です。
残業自体がうつなどを引き起こす原因となるわけで、それに加えて「自分だけ残業している」状況は精神衛生上、良くないので避けるべきです。
なので、短時間といえど対策必須になります。
自分だけ残業になる原因
まず、やるべきことは「なぜ、自分だけ残業になるのか?」原因を分析する。
これが一人残業を解決する方法となります。
では、自分だけ残業しないといけない原因について解説します。
仕事量が不公平、仕事量が多い
仕事ができる人に多い問題が
「仕事量を多くこなさないといけない」ことです。
会社はできる人に多くの業務を任せて、できない人には少なめに配分します。
会社としてもできる人に任せたほうが、早く仕事が終わるので理にかなっていますが、やる側からするとたまったものじゃありません。
その結果として自分だけ残業するハメになります。
かといって途中で投げ出すわけにもいかず、任された本人は頭を抱える問題なわけです。
さらに仕事量が大量だったら、なおさら残業しないといけなくなります。
入社したてでこき使われる
何かと大変な入社時期は仕事を覚えるまで雑務がメインとなりますので、先輩社員からの頼まれ事が増えます。
〇〇さん紙をコピー機に補充しといて!
みたいに「自分でやれよ!」って言いたくなる頼み事などなどがあり、自分の仕事と雑務の板挟みになって、仕事の進みが悪くなります。
中には新人だからと面倒くさい仕事を押し付ける上司がいるので、想定外の仕事量を抱えてしまうことも。
それに加えて、仕事がおぼつかない時期だとひとり残業になることがあります。
上司や同僚にやる気がなく、モチベーションに差がある
〇〇さん、先に帰るからよろしく!頼んだあれやっといてよ!
このように上司や同僚とモチベーションに差があり過ぎるとひとり残業をする原因になります。
上司や同僚が定時に帰ってしまったり、あまりのやる気の無さにイライラして「やる気がないなら自分がやる」と見兼ねて知らず知らずのうちに上司や同僚の仕事までやってしまう。
定時以降に自分の仕事が残ってひとり残業となります。
頼まれると断れない
〇〇さん会議の資料作っといて!
〇〇さん手が回らなくて手伝って!
自分の仕事があるのに頼まれると断れず、自分の仕事が残ってしまうケース。
働く上で協力は必要ですが、悪用する人がいるのも事実です。
「〇〇に頼めばいい」と社内に蔓延する可能性があります。
そうなると、ひっきりなしに頼み事を背負い込むことになります。
上司から仕事を頼まれる
自分よりも立場が上の上司に頼まれて断る人は少数派でしょう。
ほとんどの人は断れずに承諾して、今している仕事より上司の頼み事を優先せざるおえなくなります。
当然そうなると自分の仕事が残ってしまうわけです。
こっちのタイミングもお構いなしなので仕事の予定が立てにくい。
自分だけ残業しないといけない状況に終止符を打つ対策
仕事が特定の人に集中してしまうのは、ハッキリ言って仕方がないことです。
全ての社員が均等な仕事量はまずありえないので、できる限り均等にしていかなければいけません。
根気強く対策を続ければ、自分だけ残業という状況は改善されているはず。
上司に相談する
敬遠されがちな方法で相談しても意味ないと思う人が多いですが、根本的な原因を解決する点において上司への相談が効果あります。
ここで大切なのは伝え方です。
「〇〇さんの仕事量が少ない、もう少し仕事の配分を考えていただけませんか?」のように批判じみた言い方は逆効果です。
上司からの心象が最悪になるだけの愚策に終わります。
なので、批判はなしのポジティブな伝え方がベスト。
「別の業務に挑戦したいが今の状況では難しいので仕事の割り振りを見直しいただけませんか?」
「自分だけ残業が多くなっていて仕事の進め方が悪いんじゃないかなと悩んでいます。何か改善できるところはありますか?」
のように、あなたの評価が下げずに逆にプラスにもって行く相談が効果的です。
会社にとって前向きな内容で動かない上司はいないでしょう。
先輩社員や同僚に手伝ってもらう
大量に仕事を抱えている場合は他の社員に手伝ってもらいましょう。
あなたの抱えている仕事量は上司よりも他の社員のほうが把握しているので、断る人はいません。
ただ、大袈裟にお願いすることが大切です。
「自分だけ残業してるんだと」なんて言ってしまうと反感を買うだけなので、嫌味を言いたい気持ちをグッと堪えて「これ以上は無理!手伝って」ぐらいに相手に限界なんだなと伝わるように言いましょう。
仕事のクオリティを下げる
ひとり残業になっている時点で、仕事は丁寧にきっちりするのが当たり前という概念は捨てるべきです。
冒頭で話した通り、ひとり残業ほど精神的にきついものはありません。
長期になるほど精神は間違いなく疲弊していきます。
なので、必要以上のクオリティを追求せず、自分がキャパオーバーにならないように調整していくことでひとり残業が減ります。
部署内で業務量の割り振りを見直しする
会社全体の割り振りとなると一社員の力では難しいですが、部署内であれば意見も通りやすいはずです。
それに部署内の方があなたの状況を把握していますので問題点としてあげやすくなります。
そして部署の上司は労務上の問題を解決しなければいけない立場です。
あなたに余程の問題点がない限り改善してくれるでしょう。
仕事が終わってなくても無理矢理でも帰る
ひとり残業は業務改善しないと解決できない問題です。
あの手この手を使って自分だけ残業になっているのであれば、いっそのこと仕事の進捗を気にせず無理矢理でも帰りましょう。
それで仕事に影響がでれば上司や同僚も動かざるおえません。
周りに嫌な顔をされても気にせず帰る。
それが業務改善の糸口でもあります。
まとめ
自分だけ残業している状況は行動しないと改善しません。
それが無理矢理な方法だったしても、ひとり残業が続くよりいい結果になるはずです。
きっちりやり過ぎずに適度な仕事量に調整していきましょう。
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