上司と合わなくて困ってる。もう辞めようかな?
上司が無茶ぶりばかりでしんどい。仕事の進め方がどうも合わない。
今回は「上司と合わない」悩みについて解説していきます。
この上司と合わなくて悩んでいる方は多いですよね。
仕事の進め方で対立してしまったり、業務の理解度の不一致など様々な理由で合わないと感じてしまいます。
しかし、この状況が続くと仕事を進めて行くうえで悪循環となって、仕事を円滑に進めることができなくなるだけに留まらず、あなた自身のパフォーマンスを下げる可能性があります。
そのためストレスフリーな環境で働く、これがあなたにとって重要な要素となるので諦めずに対処していきましょう。
- 上司と意見が食い違う
- 上司が無能でパワハラ体質
- 上司の人格に問題がある
- 合わない上司の対処法を教えてほしい
- もしかして、自分が悪いのでは?と考えている
私も上司と合わなくて悩んだ経験があるので、その辛い気持ちがわかります。
上司だからと諦めていては収拾がつかなくなります。早急に対処することで関係性の悪化を防げます。
職場で上司との相性の悪さに悩む人は多い
「この人とは合わない!」「自己中過ぎて無理!」と上司との相性の悪さに悩む人はかなり多く、Job総研が社会人467名にアンケート調査をしたところ60.4%もの人が「苦手な上司がいる」と回答がありました。
【調査概要】
調査媒体:Job総研
調査対象者:全国/男女/10代~60代
調査条件:就業する社会人
世代:Z世代(20〜24歳)、ミレニアム世代(25〜34歳)、ロスジェネ世代(35〜49歳)、バブル世代(50歳)
調査期間:2022年4月20日〜4月26日
サンプル数:467名
調査方法:インターネット調査
引用元:Job総研
引用元:Job総研
上記の画像はJob総研が調査した「嫌いな上司の特徴ランキング」では高圧的で偉そう、責任転嫁をするなど自己中心的な考えを持つ上司が多いといえます。
なにより、問題なのは職場内に合わない上司が6割もいること。立場的弱者の部下からすると重大な悩みにです。
さらに関係性が悪化すると辞めざる得なくなるなんてことも。そんなことにならないためにも適切な対応が求められます。
合わない上司を我慢し続けてはいけない
働いていて上司と合わずに我慢する方は多いかと思います。しかし、解決策を見出だせずに「我慢し続ける」ことは絶対的にしてはいけないことです。
なぜ、我慢し続けるてはいけないのかというと
- 仕事のパフォーマンスが下がる
- 仕事のモチベーションが下がる
- キャリアアップの妨げになる
- 正当な評価が受けれなくなる
- ストレスや不満が蓄積する
- 心身の不調を引き起こす可能性がある
- 退職する可能性が高まる
などの悪影響を及ぼします。
そういったことから、不満やストレスが原因となって注意散漫となり作業効率が低下して仕事のパフォーマンスは下がります。
また、合わない上司もあなたと合わないと感じている可能性が高く、不当な評価や扱いを受ける原因となります。
その結果として最悪の場合、退職にいたるケースがあります。
合わない上司を我慢し続けることは自身にとってデメリットが多過ぎるため、我慢しないことが大切になってきます。
とはいっても、特効薬のように即効性のある対処は無いのが実情で、少なからず我慢しなければいけません。
そこで大切なのはどこまで我慢するのかという許容範囲を決めることです。
仕事は魅力的であるか、職務上に問題はないか、目標のあるなし、健康面などを総合的に考慮して見極めて判断しなければいけません。
そうすることで、我慢できる範囲が広がって辛い気持ちが和らぎます。
上司と合わない原因
仕事を進めていくなかで、上司とのコミュニケーションは必要不可欠。
ましてや、上司と合わなければ仕事の妨げとなっ円滑に進めていけません。そこでどうにかして対処したい気持ちはわかりますが、まずは「上司と合わない原因」を究明することが先決です。
やみくもに対処すると思わぬ方向に発展します。
そのため、上司と合わない原因を知ってから対処法を実践することが重要となります。
- STEP1上司と合わない
- STEP2合わない原因を究明する
- STEP3対処法を実践する
- STEP4働きやすい環境となる
これが理想的な順序となりますので、合わない原因を知りましょう。
上司とのコミュニケーションが不足している
上司とのコミュニケーションが不足すると意思疎通が上手くできずに仕事の情報を得られなかったり、ミスやトラブルを起こす原因となります。
なにより、コミュニケーションが不足すると、あなたと上司のお互いが合わないと感じてしまう原因となり悪循環な状況です。
そのため、正当な評価をされない、自分がやっていることが理解されずに昇給や昇進の機会を逃すことになります。
以下の内容に当てはまっていればコミュニケーションが不足している可能性があります。
- 上司との面談やミーティングが少ない
- 上司からのフィードバックまたは指示が少ない
- 自分の仕事に対して関心がない
- 上司の指示が理解できない
このような場合はコミュニケーションが不足している可能性がありますので、自身の状況に置き換えて考えていきましょう。
上司が求める結果が明確でない
上司が求める結果が不明瞭な場合は、自分がどのような行動を取ればいいか分からなくなります。
具体的にいうと「契約をとってきて」指示が出たとします。しかし、その指示に対してどのように行動すれば契約がとれるのかわかりません。
そのため、自分で考えて行動することが難しくなります。
上司の期待に応えれない期間が続くと自信の喪失へと繋がるだけではなく、上司との接し方が分からないことから関係性を悪化させます。
パーソナリティ(人格、個性、性格)の不一致
自分は論理的思考であるのに対して上司が精神論を好むなど、パーソナリティの不一致から意見のすり合わせが難しくなる場合があります。
こういった問題は意思疎通が困難になることから、業務の効率、チームワークが悪くなります。
また、対立する起因となり、上司と部下の双方がストレスを感じるようになります。
そのため、上司から十分な情報を共有されず、仕事の進捗に影響を与えるなど、誤った判断を下す可能性があります。
職場環境が劣悪でストレスフル
時間外労働が多い、過剰な仕事量、設備や環境が不十分な劣悪な職場環境はストレスを感じる可能性があります。
これに関しては上司と部下も同様で人間関係が悪化する要因となります。
ストレスフルな環境はパワハラなどコミュニケーション問題に発展する可能性があります。
上司が指示することが自分にとって適切でないと感じる
上司の指示が自分に合っていないと合わないと感じることがあります。
- 上司の指示が自分を過小評価している
- 上司の指示が不明瞭
- 説明不足
- 細かすぎる指示
- 誤った優先順位の指示
- コロコロ変わる指示
- 部下の意見を聞かない一方的な指示
このようなケースは仕事の質、モチベーションが下がる、自己評価が下がるなどの悪影響を受けることになります。
また、仕事の意欲が減退する可能性があることから本来の実力を発揮できなくなる可能性が高いです。
上司が不公平な扱いをする
上司の部下に対する対応は公正かつ平等であることが理想です。
しかし、実際のところ部下を平等に評価する上司は限りなくゼロに近い。
どのような上司でも
- 偏見による不公平な扱い
- 部下の能力を見誤る
- 自分の評価のために部下を貶める
- 上司の性格の問題
などにより不公平な扱いを受ける可能性があります。
不公平な扱いを受けた部下は仕事の意欲の減退、生産性の低下、会社に不信感を抱くなど悪影響を受けます。
上司がパワハラやセクハラをしている
最近ではコンプライアンスが企業に浸透したことにより、従業員が働きやすい環境が整いつつあります。
しかしながら、企業の風土によって、パワハラやセクハラが横行しているのが現状です。
こういった上司がいる環境では、いうまでもなく身体的影響、心身的影響を受ける可能性が高い。
上司が無能である
無能な上司の特徴として
- 意思決定が遅い
- 業務知識やスキルの不足
- コミュニケーションが苦手
- 責任をとらない
- 部下を細かくコントロールする
などがあります。
ストレスを感じる原因となります。
部下を細かくコントロールするにいたっては部下の自発性を奪いやる気の低下に繋がります。
上司と合わないのは自分が悪いの?
上司と合わない期間が続くと「自分に原因があるのでは?」と感じる方もいるでしょう。
実際のところ、上司と合わない理由のひとつとして「自分が悪い」場合があります。
その原因は以下の通り
- 遅刻や欠勤が続いている
- 業務ミスが多い
- 業務上のエスカレーションができていない
- 仕事が人に比べて遅い
- 勤務態度が悪い
- 言葉遣いが悪い
自分が悪いのではと感じたら、悪いと思う原因を洗い出して改善策を考えることが大切です。
上司と合わなくて辞めたいと思ったときの対処法
仕事を進めていくうえで上司との接点は欠かせないものです。
その上司との関係が悪いと不満やストレスが生じることになります。上司との関係を良好に保つには自分自身を見直して原因を把握して適切に対処することが重要です。
また、上司との関係を修復するには時間を要する場合もありますが、自身の成長やキャリアアップに繋がるので積極的に取り組みましょう。
上司を冷静に分析する
上司との人間関係が悪化することは、職場で起こる様々な問題の1つです。しかし、焦ったり怒ったりすることは、状況を悪化させるNG行動。
まず、どれだけ頭にきても自分の感情に支配されると冷静に状況を分析できません。
まずは、上司がどのような行動をしているのか、どのような言動をしているのか、どのような態度をとっているのかを知る必要があります。
なぜなら、上司がどのような価値観や信念を持っているのかを理解しないと適切に対処できないからです。
次に、自分自身の感情を整理する。上司の行動や言動によって、どのような感情を持ったのかを考え、それがどのように影響しているのかを自己分析しましょう。自分が感じた感情がどのような状況下で引き起こされたかを考えることで、原因を特定することができます。
そして、上司の行動が自分に与える影響を分析する。上司の行動によって、自分がどのようなストレスや不安を感じているのかを考え、それがどのように自分自身の業務に影響しているのかを考えましょう。それが、業務上のミスやストレスにつながっているのであれば、改善策を模索する必要があります。
最後に、解決策を考える。上司との関係を改善するために、どのような解決策を考えることができるのかを検討しましょう。例えば、上司とのコミュニケーションを改善するための方法や、上司との業務内容を再確認することで、誤解を解くことができる場合があります。また、上司と話し合う場合には、自分がどのように感じているのかを率直に伝え、相手の意見にも耳を傾けるように心がけましょう。
仕事だと割り切る
上司との関係は良好であることが理想ですが、場合によっては仕事だと割り切る必要があります。
- 解決策が見出せない
- 上司に歩み寄っても改善しない
- 自分に問題点がない
- 他の業務を優先しなければいけない
- 上司の決定に従わないといけない
このような状況に陥っているなら割り切って接した方が精神的な負担が少なく、上司から理不尽な指示をされたとしても割り切ることで感情的にならずにすみます。
そして気をつけてほしいのは、上司を適当にあしらったり、相手にしない、無視するなどは関係を悪化させる原因となりますので、勘違いしないようにしましょう。
割り切る方法は「上司と共通の目標」を明確にして自分自身が獲得できるスキルを優先に考えることです。
また、合わない上司に感情的になっている場合は自己管理を徹底に努めて、ストレスを溜め込まないように休息を取り入れてコントロールしましょう。
上司の長所に焦点をあてる
まず、上司と合わないと感じる大きな理由は「上司の短所」ばかり気にしてしまうからです。
合わない上司の長所を見つけることはストレスを軽減する有効な手段となり、否定的な感情にとらわれなくなります。
とはいっても、否定的な感情から肯定的な感情に変えるのは難しく、自分自身の考え方を根本から変えなければいけません。
そこで上司に対する考えをポジティブに変えて、上司の長所に焦点を当てる。時間はかかるものの、効果的な方法になります。
- 過去の実績を考慮する
- 性格を理解する
- 専門分野を理解する
など様々な部分に焦点を当てることで徐々に見る目が変わって合わない上司と良い関係を構築できます。
積極的にコミュニケーションをとる
ネガティブな感情を抱く上司とは極力、関わりたくないものですが、完全に関わりを無くしてしまうと関係は悪化するばかりです。
積極的にコミュニケーションを取ることで、上司の性格や仕事のスタンスを理解することができます。
また、感情的な上司の場合は機嫌に左右されやすいので、適度な距離感を維持できます。
メンタルヘルスに影響が出る前に、ストレス解消法を探す
上司と合わない期間が続くほどメンタルに悪影響を及ぼします。
さらに、関係を修復するには時間がかかりストレスを溜め込む原因となります。
そのため、いかにストレス発散できるかが重要です。
プライベートで趣味やスポーツなどでリフレッシュして均衡を保ちましょう。
上司とうまくいっている同僚に相談してアドバイスを受ける
同僚は同じ職場で上司との関係や雰囲気を共有しているため、的確なアドバイスを受けることができます。
その際には「上司と関係が良好な同僚」に相談することが大切です。合わない上司の性格を自分よりも知っている同僚は、他の同僚と比べて解決できる可能性が高いです。
しかし、その関係性のため注意点があります。
相談した内容を上司に漏らす可能性があるので、そのあたりは相談する相手を選びましょう。
上司との関係が良くならないときは次のステップを考える
上司との関係を修復できない場合は、自分自身のためにも以下の方法を勧めます。
転職を検討する
原因がわかっているのに解決しない場合は転職することが一つの解決策となります。
新しい職場でチャレンジして、より良好な環境を手に入れることができます。
しかし、新しい職場にも合わない上司がいる可能性があるので、そのあたりを念頭に置いて行動しましょう。
最終的には、自分自身の幸福を優先し、転職する決断をすることも必要かもしれない
上司とは良好な関係が理想ですが、最も大切にするべきものは「自分自身」です。
上司が自身の幸福の妨げになっているのであれば、我慢せずに転職する決断が必要となってきます。
休職という手段もありますが、根本的な問題を解決していないままの職場復帰となるので、問題が再発する可能性が高いです。
そのため、休職するのであれば転職したほうが賢明だといえます。
何をしたいのかを明確にして、自分の幸福を優先することが大切ですが、同時に自分が何を求めているのかを理解することも必要となってきます。
誤った判断をしないためにも、じっくりと時間をかけて最良の選択をしましょう。
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