関東から関西に就職したけど、職場の関西弁が怒っているように聞こえる。
関西に転勤したけど関西弁が怖い。
関西圏以外から来て仕事していると「関西弁のきつさ」に驚く方も多いはずです。
それに何を言ってるかわからないなど、とにかく言葉に戸惑ってしまうんですね。
テンションの高さや勢いのある話し方に圧倒されてしまいます。
それが職場であった場合
戸惑っていたりすると頼りない印象を与えてしまいます。
そのままでは人間関係にも支障をきたすので、いかに対応するかが大切なわけです。
なので、今回は「これから転勤・就職で他県から関西で働く方」に必須の関西弁について説明していきたいと思います。
すでに関西で働いている人も参考にしてくださいね!
- 関西に転勤、就職した
- 関西弁が怖いと感じる
- 関西の会社に馴染めない
では、関東よりの関西人の話を聞いて気楽に考えてね!
なぜ関西弁は怖い、怒っているように感じるのか?
関西人からすると普通に話しているつもりでも、きつく感じる方がかなり多いです。
なぜ、きつく感じるのかといいますと
- 怒っているように聞こえる
- 荒っぽい口調
- 語尾が決めつけ口調
- 声が大きい
- ことあるごとに「アホか!なにしてんねん」と言われる
- 押しが強い
- 早口で聞き取れない
などなどがあります。
それと最大の理由はナニワ金融道や映画の悪役で関西弁が多用されているため、関西弁=怖いという先入観が植え付けられているからです。
実際のところ、あんな「おどれ」「われ」みたいなコテコテの関西弁を話す人はかなり少数なんです。
思っているよりも威圧感はありません。
ただ、県民性という観点で関西人は目立ちたがり屋が多いというか、とにかく声が大きい人が他県に比べて多いです。
そんなに大きい声で話さなくても聞こえるよってぐらい腹から声がでています。
声が大きいと威圧感や怒っているように感じてしまいますよね!
それに加えて早口であること。
これも関西人の特徴で「自分の話」をとにかくしたい表れなんです。
自己顕示欲が強いんですね。
我先に自分の話をしたがるので、人の話を聞いてない印象を与えてしまいます。
こういったところが怖いと感じるのではないでしょうか。
でも、ほとんど怒っていないのでご安心を。
職場の人が怒っているかは表情で判断
「なにしてんねん!」「アホちゃうか!」文章で見ると完全に怒っているようなセリフ。
でも、実際のところは怒っていないことが多くいわゆるツッコミなんです。
このツッコミを真に受けると「怖い、何で怒ってるの?」と感じてしまうわけです。
標準語に慣れた方では判別しにくいですよね。
そこで怒っているか簡単に見分ける方法は「表情」なんです。
アホちゃうか!
アホちゃうか!
同じ「アホちゃうか!」でも全然違うわけです。
関西人がきついものの言い方をするときは一切の笑いがありません。
目が真剣そのもので「アホちゃうか!」は完全に怒っています。
声を荒げて言われたら怒っているのは一目瞭然ですが、冷静に言う人もいるので表情は怒っているか見抜くポイントです。
もうひとついうと、発言は半か丁しかないので笑か怒のメリハリがハッキリしています。
なので、わかりやすいんですね!
関西弁は思っているより怖くない
実際に住んでいればわかることですが、関西弁は全くもって怖くありません。
怖いのはほんの一部、ほとんどが気さくな人です。
他県と変わりありません。
どつくぞ、しばくぞなんかはツッコミなんです。
暴力的な言葉も関西では冗談、本気で言ってる人はいません。
むしろ関西では普通なんですね!
【職場のシーン別】関西弁をわかりやすく解説
職場でおさえておきたい関西弁を解説していきます。
これさえ、理解していれば仕事を円滑にできること間違いなしです。
仕事でミスした時や謝った時に「かめへん」と言われた。これ最高に安堵できる言葉
仕事をしているとミスをして上司に迷惑をかけて謝ることがあります。
その時の返答が「かめへん」と言われたら安心してよしです。
かめへん=大丈夫だよ!全然かまわないよ!って意味なんです。噛めへんじゃありません。
ちなみに「かめへん、かめへん」と2度言われたら、なおのこと安心して大丈夫です!
また、返答のタイミングも重要なんです。
返答のレスポンスが早ければ早いほど「問題ないよ」ってことです。
「ん〜かめへん」のように悩みながらの「かめへん」は難しいけど大丈夫だよというニュアンスだと思っておいてください。
仕事でミスした時の「あかんたれ」は要注意
職場の人に「あかんたれ」と言われたら要注意です。
あかんたれ=ダメな奴という意味で関西弁の中でも最上級のけなし言葉なんです。
なので、結構ガチめに呆れられている状況です。
関西では「あかんたれ」と言われて本気で怒る人もいるぐらいなので、関西弁で最も言われたくない言葉のひとつ。
それが仕事ともなると使えないやつと言われたも同然。
あかんたれと言われないように注意しておきましょう!
職場の「ずぼらやなー!」は指摘もしくは非難されている
関西で仕事を適当にしていると必ず言われるのが「ずぼら」。
ずぼら=面倒くさがり、投げやりなどの意味です。
面倒くさがって雑な仕事をしたときなどに遠回しに指摘もしくは非難されています。
「ホンマずぼらやなー!」と言われたら仕事のスタンスを変えるべきです。
「せわしないなぁ」は落ち着きがない、バタバタしている
職場の「せわしない」はあまりいい意味で使われません。
無駄にバタバタしている人に向けて言われる言葉なので、どちらかというと仕事ができるというよりもできない人が言われます。
仕事で見るに堪えない動きをしている、無駄な動きが多いなど、落ち着いて仕事をすれば簡単に改善できます。
少しゆとりをもって行動しましょう。
職場で「これなおしておいて」は頻繁に使われるワード
この「なおして」というワードは頻繁に使われるので知って損はありません。
むしろ、意味がわからずあたふたしなくなるので仕事が円滑になります。
良いように言い過ぎた気もしますが、それぐらい重要です。
では、上司に「この書類なおしておいて」と言われたらどうすればいいのか?
なおす=片付けるなので定位置に片付けるが正解です。
友人の話になりますが、関東から転勤してきた人に「なおしておいて」と言ったら、どう修理すればいいのか悩んでいたそうです。
このワードを覚えといて損はありません。むしろ理解しているとかなり重宝します。
なので、なおしてと言われたらテキパキと片付ける。
これが正解です!
仕事の「あかん」は本当にしてはいけないこと
関西弁の代名詞である「あかん」
本当にダメというときに使われる言葉です。
仕事の場面においての「あかん」は咄嗟に発せられることが多く、大阪弁で最も強い注意言葉なんです。
危うい場面に出くわすと、ついついでる言葉。
あかんと言われたら、その手を止めてしっかりと指示を仰ぎましょう!
関西弁の職場で馴染めない理由は?
他県から関西地区の職場で馴染めない理由を説明していきます。
すべてが否定に聞こえるから
関西弁の特徴のひとつが語尾の強さ。
「ちゃうやん」「せえへん」「なにしてんねん」の言いん切り+やん、へん、ねんの語尾が言葉の強さを強調してしまうんです。
関西弁に慣れてない人からすると否定されているように受け取ってしまい、職場の会話に億劫になってしまいます。
話のテンポについて行けない
関西人は他地域に比べて話のスピードがとてつもなく早いです。
それに話が早い上にイントネーションが独特で余計に聞き取りづらく、戸惑ってしまいます。
そうなると、職場の会話に置いてきぼりになって会話にはいりづらくなります。
話にオチを求められる
関西人はなんでもオチを求めます。
オチがないと必ずといっていいほど「オチは?」と聞かれるぐらい、関西人にとって話のオチは大切なんです。
なので、起承転結がない話には「しょーもな」「おもんないねん」と厳しいことを言われます。
関西弁そのものが苦手
悪いイメージが先行して関西弁が苦手だと感じる人がいます。
- イントネーションが下品
- グイグイくる感じが苦手
- 言葉が乱暴
など関西の日常会話を嫌悪してしまいます。
関西弁に馴染めなくても転職する必要なし
職場に馴染めていなくて転職を考える人が少なからずいますが、転職を考える必要はありません。
まず、他地域から関西に就職して馴染めないのは当たり前なんですね。
話すテンポやイントネーション、それに言葉が違いすぎて浮いてしまうからです。
勢いのある関西人でも他地域に行けば馴染めないと感じます。
でも、それは始めだけでいつかは慣れていきます。
関西が苦手と思っていても住めば都なわけです。
なので、焦らずに仕事に集中することが大切になります。
【関西弁が飛び交う職場】関西弁を覚えると仕事が円滑になるよ!
職場で役立つ関西弁についてお話しましたが、仕事でのコミュニケーションを円滑にするためには「関西弁を覚える」ことが有効な手段となります。
いちいち戸惑わずに対応できるようにしていきましょう!
関西弁をざっくりと説明
関西弁を表にまとめました!
関西弁 | 意味 | 関西弁 | 意味 |
---|---|---|---|
あかん | ダメ | いてまう | 殴るよ |
あて | おつまみ | あほか | 冗談でしょ?褒め言葉 |
あんな | あのね | いっちょかみ | 口を挟む人 |
イキる | 無理して調子に乗る | いてこます | やっつけるよ |
いけず | いじわる | いらち | 短気 |
いちびる | 図に乗る | うっとこ | 自分の家 |
いらう | 触る、いじる | おどれ | あなた |
うち | わたし | おぼこい | おさない |
えらい | しんどい | がめつい | ケチ |
おおきに | ありがとう | からい | しょっぱい |
おる | いる | ぎょうさん | たくさん |
かしわ | 鶏肉 | くくる | 縛る |
カッターシャツ | Yシャツ | けったい | 奇妙 |
かんにん | ごめんなさい、許して、こらえて | けったクソ悪い | 気分を害しました |
ぐねった | 捻挫 | こすい | ずるい |
こうた | 買った | さぶいぼ | 鳥肌 |
ごっつい | ものすごく | さら | 新品 |
シュッとした | 細身 | しばくぞ、どつくぞ | やめとけよ(制止) |
しょうみ | ぶっちゃけ | しょうもな | くだらないよ |
しんどい | 疲れた | たいがいにせえよ | いい加減にしろ |
ずぼら | なげやり | ちゃう | 違う |
ちょける | ふざける | どない | どう? |
つぶれた | 故障した | どないやねん! | どんな感じ? |
つれ | 友達 | なにさらしてんねん | 何してんだよ |
どんつき | 突き当り | なんぼ | いくら |
なんしか | とにかく | にくそい | 憎たらしい |
はよ | 早く | ぬくい | 暖かい |
はる | なされる | ぬくめる | 温める |
ひらう | 拾う | はみご | 仲間外れ |
べっぴん | 美人 | バリ | ものすごい |
ほな | それでは | ブタ | 太った人 |
ポリボックス | 交番 | ぼちぼち | ちょっとずつ |
ホンマ | 本当 | ほる | 捨てる |
めばちこ | ものもらい | まけて | 値引き |
モータープール | 駐車場 | われぇ | お前 |
ややこい | ややこしい | 炊く | 煮物 |
わや | めちゃくちゃ | 茶シバこうか | 喫茶店行こうよ |
押しピン | 画鋲 | 冷コー | アイスコーヒー |
必死のパッチ | 必死 |
職場の関西弁を克服するまとめ
職場の関西弁を理解することで、関西以外から就職した人でもコミュニケーションが円滑になります。
無理して関西弁を使う必要はなく、理解することが仕事をしていくうえで大切です。
急な転勤などで関西に働くことになって、始めは関西弁がイヤだなぁと思っていても、すぐに慣れていきますので心配せずに前向きに考えていきましょう。
関西弁は怖くないよ!これほど親しめる方言はありません。
それでは、関西弁とうまく付き合っていきましょう!
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