職人になりたいけど向き不向きはあるの?
職人と合わなくて困っています。
今回は「職人を目指す方」「職人と合わない方」の疑問や対処法について解説していきます。
というのも、私は3年間、前職で職人と働いた経験がありますので、一般の会社員よりも職人について精通しています。
- 職人の向き不向きを教えてほしい
- 職人が仕事を教えてくれない
- 職人と合わなくて困っている
- 30代・40代で職人になれる?
実際に職人と働いた経験を元にした記事ですので、信頼できる内容となっています。
参考にしていただければと思います。
私が職人と仕事して大変だった理由
私が職人と働くようになった業種は「通信業界」。
通信設備の施工をメインにしている会社。「通信業界に職人なんているの?」と思うかと思いますが、施工担当はバリバリの職人です。
私も入社するまで、職人のいる業界とは想像もしていませんでしたが、実際に職人と仕事をして思ったのは、職人との仕事はめちゃめちゃ大変。
具体的に何が大変だったのか説明していきます。
※私の職場(通信業界)にいた職人の話、全ての職人に当てはまるとは限りません。
「仕事は見て覚えろ」方式
普通の仕事であれば、先輩社員なり上司が手取り足取り仕事を教えてくれますが、職人の世界では基本的に仕事を教えてくれません。
「仕事は見て覚えろ」これが基本となっています。
私の場合、特殊な装置を施工する仕事だったこともあり、まず素人が見たところで理解できるはずもありません。
しかし、それが職人の世界で当たり前となっています。
仕事の教えを請いに行ったところで
見たらわかるやろ!
の一言で一蹴されます。
仕事を覚えていく基本スタイルは、休憩中に職人がした仕事を見て覚えるか施工書類を、自力で解読していくしかありません。
もちろん、一度で解読できる代物でないので、間違った解釈をしていることも多々起きます。
一般企業から職人の元で仕事をする人は効率が悪いと感じるかもしれません。
仕事の説明、指示が雑
率直に言って仕事の説明や指示は丁寧というよりも、かなり雑です。
1番多い指示が
あれやっといて!
なんですが、唐突に指示されるため何のこっちゃわからない状況がしばしば起こります。
理解できずに説明を求めたところで、納得できる説明は得られません。それに面倒くさがる人が多いです。
慣れないうちは、あたふたして苦痛に感じます。
乱暴な言葉がとんでくる
職人と聞くと口が悪いイメージを抱く人が多いかと思います。
私はイメージだけが先行して、実はそこまで口は悪くない。むしろ無口なだけではと勝手な想像をしていました。
実際に私が仕事をしていた職人の場合はといいますと、ビックリするぐらい口が悪かったです。
やはり、世間のイメージ通りでした。
おい、ポンコツ!はよせーや!
のような具合で、もはやただの悪口です。
※上記の吹き出しは実話です。
この悪口あだ名を脱却するには、仕事を覚えるしかない。脱却するまで、マジで時間がかかります。
覚えが悪い人はきついと感じるでしょう。
0.1ミリのズレも許されない
私の仕事は装置を設置するなどの施工なわけですが、0.1ミリのズレや歪みも許されません。
1ミリではなく0.1ミリです。
第三者から見るとこれぞ職人!といったところですが、一緒に仕事する当事者からするとホントに大変です。
なにより、素人にとってズレをなくすだけで難しい仕事。
それに加えて複雑な装置を使って施工しなければいけない、それを難なくやってのける仕事ぶりは正に職人技です。
この職人技を自分も求められるので、本気で仕事に取り組まないといけません。
仕事が出来ないとぞんざいな扱いを受ける
どの会社も、仕事が出来ないと雑に扱われることがありますが、職人の場合は対応の差が顕著にあらわれます。
「仕事は出来て当たり前」
これが念頭にあることから、仕事の出来で立ち位置が決まると言っても過言ではありません。新入社員であっても経験者のように仕事ができる人は優位な立ち位置になります。
現場内にカースト制度のようなものがあり、できない人ほどぞんざいな扱いを受けます。
それが十年勤務している人だったとしても、仕事ができない人の扱いは良くありません。
パワハラという概念がない
職人の世界ではパワハラにあたる行為が普通にまかり通ります。
粗暴な言動や軽くですがこづかれます。
俺が若い頃はトンカチで殴られたもんだ。お前らの時代は昔に比べて良くなってる。
知らんがな。って話なんですが今いる職人は若い頃にかなり厳しい指導を受けていたようで、その名残が未だに残っているのでしょう。
完全に現代社会に逆行した教育体制となっています。
職人と働いて良かったこと
職人と働くことはつらいばかりではなく、自分のためになったこともあります。
働いて良かったことは以下の通り
- 就職の幅が広がった
- クビになってもどうにかなる
- 定年後も長く働ける
- 精神力が高まる
- 几帳面になった
- 規則正しい生活になる
上記の内容についてお話していきます。
就職の幅が広がった
通信業界といっても設計、保守、施工など様々な仕事で成り立っています。
この業界は経験があると就職の際にかなり優遇され、もし退職しても食いっぱぐれがありません。
どの業界も経験者は優遇されますが、就職が有利になる度合が特に突出しています。
ただ、業界内の噂が他社にまで広がるので大きなミスを起こした前歴があると、同業種の就職が困難を極めます。
そういった前歴がなく、何も問題無い人物だと未経験の業務でも便宜を図ってもらえる可能性が高くなります。今も私は通信業界ですが、この職人と働いていた期間があったからこそ、そこそこの規模の会社に入社できました。
それともうひとつ。
それは給料面の待遇です。経験値が高いと初任給が40万円を超えるなどキャリアアップが容易に叶います。
クビになってもどうにかなる。
手に職をつければ、クビになってもどうにかなります。
これは市場が大規模な職種のほうが有利な話ですが、多くの企業が職人を増やすために人材確保に必死になっています。
その理由が職人の高齢化にあり、若い職人が減少していることが理由です。
すなわち、求人数が多く手に職のある職人は仕事に困りません。
通信業界を例にすると通信に関わる企業の数は2020年時点で5987社あり、市場規模は53兆円。
仕事量が安定していて求人数が多く、職人からすれば選び放題なわけでクビになってもどうにかなります。
定年後も長く働ける
まず、職人に定年退職の概念はありません。身体が動くかぎり長く働けるのが強み。
実際、私が働いていた会社で70歳の職人がいて、月給は30万円だったそうです。
嘱託社員の年収平均は209万円となっており、一般企業に比べて高い水準となっています。
企業に勤めないひとり親方だと、もっと稼いでいるでしょう。
集中力が高まる
見習いの時期は日々修行しているようなもの。
上下関係は厳しく職人への気配りや仕事では常に神経を尖らせていないといけません。
一時の気の緩みで大きなミスを起こしかねない、そういった環境下で仕事を続けていると自然と集中力が高まります。
この職人と働くことで得た精神力のなにが良かったかといいますと
- 一つの仕事に真摯に取り組める
- 仕事の完成度が高くなる
- 短時間で成果を発揮できる
など、仕事に重宝する力が身に付きます。
几帳面になった
私はどちらかといえばずぼらな性格な方です。
道具は出しっぱなし、仕事していた周辺は雑然として、几帳面とはかけ離れていたわけです。
しかし、長時間にわたって職人といるとずぼらな人も多少なりとも几帳面になります。
片付けは職人が最も厳しく指導する部分。私はまとめて片付けたい派ですが、少しでも散らかっていると本気で怒られます。
必然的に矯正されていきます。
規則正しい生活になった
私は以前から朝早めの仕事をしていて、そのため生活自体に大きな変化はなく、変わったのは基本的に残業がなかったことです。
終わる時間の予測ができて、規則正しい生活となりました。
前職は朝早くて残業があったので、夜遅くなることがしばしば。
翌日の仕事に響いて週末はヘトヘトです。
ただ、残業が多い職種もあるので、残業が嫌な人は事前に調べておきましょう。
<大前提>職人に向き不向きはあります
職人と働いて「向いてない」と感じる人は多いはずです。
確かに向き不向きはありますが、そういったネガティブ思考に陥る時期は誰しもが通る道。
私は「そこで諦めるのはもったいない」と考えています。
なぜなら、見習い期間は精神的にも肉体的にも1番つらい時期で、職人のあたりは強く、使いっぱしりが多い、なにかとこき使われて疲弊します。
この大変な時期は「向いてない、辞めたい」と感じやすいです。
しかし、そこを踏ん張って真剣に仕事と向き合えば、徐々に仕事を任せてもらえるようになるはずです。
ただし、真剣に取り組んで使い物になるかならないかの世界なので、そこは念頭に置きましょう。
私が働いて実感した、職人の向き不向きについてざっくりと説明していきます。
職人に向いている人
職人に向いている人は以下の通り
- 素直で真面目
- 忍耐力がある
- ひとつのことに集中できる
素直で真面目
職人と仕事していく上で最も大切なのは「素直で真面目」であること。
教えてもらったことや指摘されたことを素直に受け取れないと「自分のやり方のほうが効率が良い」と不満や仲違いを引き起こす原因となります。
なにより、仕事の吸収速度が素直な人と比べて見劣りします。
教える職人の立場からしても、素直に「はい」と言われた方が気持ちよく教えられます。
忍耐力がある
職人の仕事は理不尽に感じることが多く忍耐力が必須です。
厳しい言葉を投げかけられても、愚直に取り組まなければいけません。
それに下積み時代は仕事より、掃除や雑用ばかりです。忙しく働いていても、お構いなしに雑用を頼まれて我慢の連続です。
この期間を乗り越えて、一人前に近づけます。
ひとつのことに集中できる
注意散漫の状態で納得のできる仕事はできませんよね。特に一発勝負の職人は集中力は必要不可欠。
ミスをしてしまうと一からやり直しとなります。
それに限られた材料の場合はミスが許されません。
コツコツひとつのことに集中できるひとは職人に向いているといえます。
職人に向いていない人
職人に向いていない人は以下の通り
- 我慢できない
- 大雑把な人
- 同じ作業を繰り返すのが苦手
- 早起きできない
我慢できない
先ほどお話しした通り、職人との仕事は我慢の連続です。
職人はへそを曲げると面倒くさい人が多いので、慎重に対応しなければいけません。
我慢出来ず反論してしまうと、関係性が悪化して仕事を進めていく上で多大な影響を及ぼします。
私は1度だけ職人に口答えしたことがありますが、その時は完全に放置状態にされて関係修復までかなりの時間を要しました。
そのときに言われたのが
俺が教えてるんだから言う事聞け、聞かないなら勝手にしろ!
あとあと面倒くさいことになるので我慢強さが求められます。
大雑把な人
まず、大雑把な人は100%職人に嫌われると断言します。
職人の多くは完璧主義者、仕事で妥協を許しません。
それに職人に限らず、施主、現場監督、他社などの目があるため、仕事周りの片付けや仕事のクオリティは職人の評価に繋がることから徹底した仕事を追求されます。
この環境下であるため、職人は大雑把な人に対して厳しく指導するわけです。
自身が考えていた職人の世界とギャップを感じて辞めていく人も多いです。
同じ作業を繰り返すのが苦手
職人の仕事は同じ作業を繰り返すことが多いです。
通信業界も同様で装置や現場が変われど、基本的に同じ作業の繰り返し。
しかし、職人の技術力が高い理由はこの「作業の繰り返し」にあります。同じ作業を繰り返すことによって、少しずつ技術が向上していきます。
この変化のないコツコツ作業は最初のころは面白くないと感じますが、これを続けていれば必ず技術が上がります。
飽きて辞めていく人が多いので、個人的にもったいないですね。
早起きができない
職人の朝はとにかく早いです。
遠方の現場であろうと7時集合なんて当たり前。
早いと4時半起きなんてこともザラにあります。
なにがつらいかというと、起きる時間が固定じゃないことなんです。
時間がバラバラで、これは何年続けていてもしんどいですね。なおさら、朝弱い人はしんどいと感じるでしょう。
職人と合わない時の対処法
職人が続かない原因はほとんどが対人関係。
一緒に仕事をしていて「合わない」と感じることが原因です。
でも、合わないまま放置していても状況が悪化するだけなので、早めに対処することが関係修復の鍵になります。
では、説明していきます。
積極的にコミュニケーションをとる
気難しくとっつきにくい職人とは、できる限り関わりたくないですよね。
でも、苦手な職人を避けていては逆効果。むしろ、どんどんコミュニケーションを図るべきです。
私は多くの職人と接してきましたが、全員といっていいほど悪い人はいませんでした。ほとんどの方が真面目で根はいい人ばかりです。
ただ、感情表現がストレートなのできついと思うだけです。
合わない職人を理解して円滑に仕事をするためにも、コミュニケーションは重要になります。
それに打ち解けてみると、意外に面白い人が多かったりします。
話は簡潔に話す
職人は感情をストレートに表現するので、回りくどい話方はご法度。
相手に伝わるように事細かく話したい気持ちはわかりますが、職人の場合は要点を簡潔に話す方が好まれます。
私も長々と話していましたが、話が冗長だと途中から聞いてくれないことがありました。
冗長な印象がつくと相手にすらしてもらえないので、要点だけ伝えるようにしましょう。
誠意をもって仕事する
職人が最も評価する部分は仕事に対する姿勢です。
仕事に一途な職人は、他の人の取り組む姿勢をよく見ています。いいかげんな仕事は信頼を失う大きな要因となりますので、真摯に向き合うことが大切です。
その背景には、今では考えられないほど厳しく指導されて、叱責されても滅気ずに取り組んできた経験があるからです。
そういった理由で誠意をもって仕事しているのか重視しています。
職人が仕事を教えてくれなかいときの対処と考え方
職人が仕事を教えてくれない理由は
- 教える概念がない
- やる気がないと思われた
- 単純に嫌われている
- 教えるのが面倒くさい
など様々です。
仕事が覚えられないと元も子もありませんので対処しておきましょう。
割り切って考える
対処する前にやるべきことは考え方を改める。
これが重要となってきます。
先に対処法を実践したところで、覚えるまでに相当の期間が必要となりますが、自身の抱える不満を排除できません。
このままでは覚えるまでに不満が爆発して、辞めざる負えない状況になる可能性があります。
これは最悪のシナリオなので、絶対的に避けるべきことです。
そのため、覚える対処より先に考え方を切り替えることが大切となるわけで、教えてくれないとわかっているのであれば、ときには割り切ることも必要です。
そもそも職人は教え方が苦手
そもそも職人は教えることが苦手です。なので、それが教えてくれる職人だったとしても、納得のいく回答を得られないことがあります。
今だからこそわかるのですが、職人は手先を使う仕事です。体で覚えてきたことを説明するのは正直いって難しいです。
熟練の職人でも技術を教えるのは大変なことで、やはり肌で感じたほうが上達が早いと職人も理解しています。
そういったことから、職人は教えるのが苦手。どうにかして自力で覚えていかなければいけません。
必ずメモをとる
教えてくれない職人と働くと意味もわからず1日が終わってしまいます。
それが数週間、数ヶ月続くと聞くに聞けない状況に陥り、この期間が長いと職人は仕事を覚えているものだと勘違いします。
それゆえに困難な仕事を平気で任してきます。それで、出来ないなんて言おうものなら本気で怒られます。
このわからない状態から一刻も早く脱出するには、必ずメモをとることです。
どんな仕事でも、メモをとって覚えたり忘れないようにしますよね。
それは職人も同様で他業種と違うのはメモのとり方。
これは私がやっていたメモのとり方になりますが、職人の場合は図解にして書く方法がおすすめです。
それと大切なのは手先を使う仕事の場合は、上手くできた時の要領や失敗しやすいポイントなどを図と合わせてメモをとっていました。
そうすることで、あとから読み返してもスムーズにできます。
職人は覚えることが山ほどあるので、試す価値は十分あるかと思います。
チャンスを見逃さない
仕事をしていると様々なチャンスに遭遇します。
- やったことない仕事を任された
- 職人の仕事を間近で見れた
- 〇〇持って来い、〇〇やっといて
これをチャンスと思うか思わないかで、覚えるスピードが格段に変わります。
何気ない職人の一言には、仕事や上達するヒントがたくさんあります。
このチャンスと遭遇したら見逃さずに掴むことが大切です。
見る、やる、持っていく、この動作を惰性でするのか、好機と捉えてするのかで圧倒的な差が生まれます。
褒めて引き出す
職人は褒め言葉に弱い人が多いので、とりあえず褒めちぎる。
どうすれば、そんなに綺麗に仕上がるんでしょうか?
そんなことも出来ないんか?こうやるんや。
こんな具合に褒めれば簡単に引き出せます。
ただし、多用し過ぎると自分で努力しない他力本願のイメージが定着するので、ここぞという時だけにしましょう。
30代、40代からでも職人になれる
30代、40代で職人を目指す方もいるかと思います。
職人といえば、若い頃から修行しているイメージがあるし無理じゃないかな?と不安になりますよね。
私自身、30歳間近だったので、この業界では年齢が高めだったわけですが、結論からいうと、30代、40代であっても職人になれます。
ただし、言うまでもなく年齢は若いほうが断然有利です。
覚えの良し悪し、体力面にしても自分が思っている以上に衰えているので、二の足を踏むような甘い考えを捨てて相当の覚悟が必要となります。
そこで30代以上で職人を目指す方に注意点があります。
- 時の流れは残酷、覚悟が必要
- 将来性のある分野を選ぶ
- 企業の職人として働く
では、この注意点について説明します。
時の流れは残酷、覚悟が必要
今記事では職人の世界は厳しいと幾度となくお話しましたが、30代以上になると若い世代と違って何度もチャレンジできなくなります。
業種にもよりますが、職人が1人前になるのは3年や5年どころではありません。同じことを1000回2000回…と繰り返して腕が上がる世界で何年やっても出来ないなんてこともあります。
ちなみに私の知っている腕の立つ職人は「自分ができると思ったことない」と言っていました。それぐらいシビアなわけです。
20歳で職人を目指したとして5年で辞めても25歳、いくらでもやり直しができます。
しかし、30代以上になるとそう簡単にいきません。職人になれる保証もないまま、時間は流れ続けて見切りをつけて転職しようにも難しい年齢に達しています。
時の流れは残酷です。しっかりと目標に向かって取り組むことが前提の年齢です。
何をもって職人になりたいのか、職人とは何か、職人になってどうなりたいのか、目標を達成したあとのビジョンを明確にしてから行動に移さないいけません。
将来性のある分野を選ぶ
30代以上で職人になりたい人は「将来性のある分野」を選ぶことです。
この将来性のある分野とは需要や市場規模が大きいという意味ではありません。
あなたにとって将来性がある分野であるかという意味です。職人の下積み期間は短くなく、その間は重労働で大変です。
腰を据えて長く働けるのか見据えた判断を元にして行動するべきです。
ただ漠然となりたいと考えずに職人として働けるようになったあとを重点的に考えましょう。
企業の職人として働く
30代以上で職人を目指すのであれば、企業の職人として働くことを勧めます。
なぜかというと、職人はひとり立ちするまで生計が苦しい業界です。仕事がなければ給与も下がります。
生活が困窮してしまっては諦めざる負えないので、まずは企業の職人で経験を積むことが先決です。
技術が高まってからひとり立ちしても遅くありません。
それに企業で働けば安定した生活が送れて、余計な心配をしなくてすみます。
まとめ
職人と働くのは肉体的、精神的にも大変なことです。
接し方を間違うと仲違いになる原因となって仕事に大きな影響を与えます。
職人と良い関係を保つことで仕事が円滑になり、わからないことも聞きやすい環境を作れます。
30代以上で職人になりたい方は、しっかりとした計画を元に行動するといいでしょう。
コメント