「残業したくない」は甘えじゃない-定時退社するための残業の考え方と対処法

仕事の向き合い方
この記事を書いた人
おじさん

おじさんといいます。
栃木県生まれの大阪育ち、少しイントネーションが変な関西人です。
今までの転職回数は6回、残業だらけのブラック企業で辛かった日々、年間休日120日のホワイト企業で勤めた日々。などなど複数社で勤務した経験があります。
今は通信業界で働いており、通常業務とキャリアコンサルタントを兼任しています。
採用担当をしていた経験もありますので、リアルな情報を発信していきたいと思います。
実体験を元に書いていますのでご参考にして下さい。

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毎日、残業続きでホントに残業が嫌いです!これって甘え?

残業したくない!どうすればいいの?

こんなお悩みに答えていきたいと思います。

残業したくない人にとって定時帰りこそ理想的な働き方!無駄に残業をしないで趣味を楽しむ。

サイコーですよね!

でも、残念なことに残業せざる得ない会社、残業して当たり前の会社は数多く存在しています。

私も以前まで残業が当たり前の会社に勤めていたので、よく頭を悩ませました。

ノー残業が増えているといえど、したくない派にとってまだまだ働きにくい世の中なわけです。

そこで今回は、残業をいかに回避、対処して自由な時間を手に入れていくかについてお話していきたいと思います!

ざっくりとした記事の流れ
  • STEP1
    私の残業体験談
    残業120時間していたときのお話
  • STEP2
    日本の平均残業時間
    平均残業時間の持論
  • STEP3
    残業が多い会社の特徴
    これに当てはまったら危険
  • STEP4
    残業を回避する対処法
    今すぐできる対処法
  • STEP5
    まとめ
    記事のおさらい
おじさん
おじさん

残業に振り回されないようにしよう!新卒も必見です!

以前まで私も残業して当たり前だと思っていた

もう数年前の話になります。

内閣が働き方改革に乗り出す前だったので、企業の管理もかなり甘め。

その時は最高で120時間ほど残業をしていたんです。

平均は80時間ぐらいです。

いわゆるブラック企業。

当時は「同僚も残業している」「自分だけ帰るなんかできない」と会社の環境が足かせとなって、残業するしか選択の余地がありませんでした。

それに部下をマネージメントする立場の上司もこんな感じ↓

上司
上司

俺が若い頃はもっと働いていたぞ!頑張れ!ハッハッハ!

ハッハッハじゃねえよ!と言いたいけど、そんなこと口が裂けても言えません。

それから人員が補充されて、だいぶましになりましたが、残業は失うものが多いんですね。

  • 自由な時間
  • 睡眠
  • 健康
  • 家族との時間

など大切なものが失われていきます。

もし、残業しないといけない状況である場合だったとしても、その経験から言えるのは「残業はするべきじゃない」ということ。

結果的に転職して、今はノー残業の会社で働いているので、心底、残業をしたくないと思っています!

おじさん
おじさん

残業したくない気持ちはとってもわかるよ!

新卒の人も残業の多い会社に惑わされずに注意しておきましょう!

平均残業時間は20.8時間

平均残業時間(全体)

引用元:doda残業調査

dodaが行なった残業調査によると平均は20.8時間です。

もちろん平均なので、それ以上の人もいます。

この平均は決して少なくない多いぐらいだと認識しておきましょう!

まだまだ、残業が多いのが実態です。

平均でも自由な時間が20時間減っている

仮に平均と同じだったとしても20時間も自由な時間が減っています。

20時間はけっこうデカいですよ!

野球中継なら7試合分、30分アニメだったら40話も無駄にしている計算になります。

これ程の時間を会社に搾取されているのは、非常にもったいない話です。

毎日、1時間ほど残業して帰宅するのは7時前後、やりたいことがほとんどできません。

残業20時間が少ないと思ったらヤバい

この平均を見て多い、少ない意見が割れると思いますが、少ないと思っていたら感覚がだいぶ麻痺しています。

中には生活のための残業、いわゆる生活残業をしている方もいると思います。

でも、生活残業をしなければいけない会社=お給料が少ない会社なわけです。

「今の会社しかない」「今さら転職できない」と考えるとなかなか行動に移せません。

でも、仕事は山ほどあるしチャンスはいくらでもあります。

自分のものさしだけで考えると視野が狭くなってしまうので、家族や友人に相談してみる方法もあります。

話が本筋から逸れてしまいましたが、20時間を超える会社は何かしらの問題を抱えていると思ったほうがいいです。

「残業したくない」はわがままでも甘えでもない

残業したくない気持ちと裏腹に「残業したくないは甘え?わがまま?」と思っているなら間違いです。

まず、第一に残業をするか否かは会社じゃなくて、労働者に決定権があります。

なので「残業はしません」と言ってしまえば、会社にとやかく言われる筋合いはないってことです。

ただし、36協定を労働監督署に届けている、就業規則に記載している、残業を命ずる業務がある、この3つの条件を全て満たしている場合は拒否権はありません。

満たしていない場合は拒否できると頭の片隅にでも置いといてください。

なので、甘えでもわがままでもない、あなたは当たり前の「権利」を主張しているだけなんです。

たしかに会社に「残業しません」なんかいづらいものですし、言う必要もありません。

ただ甘え、わがままと思うのは間違っていると理解しておきましょう!

甘え、わがままと言われても気にしたらダメ

「残業したくない」と言ったら「甘え、わがまま」と一定数の人に言われることがあります。

そもそも日本の会社に定着している残業=頑張っているという考えが仕事そのものの在り方を否定しています。

仕事は成果を出してなんぼ、無駄に残業することは会社にとってマイナスでしかありません。

それに残業する人のタイムスケジュールは、はなから残業する体になっています。

非効率的だと言わざる得ません。

業務の進捗具合によって残業するのは仕方ありませんが、毎日残業している人はかなり効率が悪いといえます。

自分の仕事さえきちんとやっていれば「残業したくないのは甘え」と言われても気にする必要ありません。

残業しないことで得られるメリットは絶大

残業をしないことのメリットについてお話していきます。

プライベートが充実する

残業をしないことで得られるものは、なにより自由な時間が手に入ることなんです。

20日勤務で毎日1時間している人なら20時間以上、2時間残業の人は40時間以上も好きなことに時間を使えます。

それを年間計算すると残業1時間としてもまる4日分になるわけです。

一気に何十時間とはいきませんが、映画、読書、スポーツ観戦などちょっとした趣味を楽しむには充分な時間です。

筆者でいえば映画鑑賞と野球観戦、残業しているときは休日にしか楽しめなかったことが平日でも楽しめるようになったんですね。

これほどサイコーなことはありません。

気持ちにゆとりができる

筆者の場合は残業が120時間と極端な例になりますが、残業時間と比例して気持ちに余裕がなくなります。

仕事中もそうですが、帰ってから少しでも早く寝たかったのでお風呂、晩ごはん、はみがきの支度を1時間で済まして寝ていました。

帰ってからどれだけ睡眠を確保できるかのか必死だったわけです。

テレビさえ観る余裕なくニュースはスマホで見る毎日。

かなりつらい生活をしていたのですが、転職してノー残業になって自分でも驚くほど心に余裕ができたんです。

自分の好きなことに時間を使えることほど幸せなことはありません。

疲れが残らないからポジティブになる

日々の残業で疲れはどんどん溜まっていきます。

そうなると、せっかくの休日も寝たきり状態で充実とほど遠い休日を過ごしてしまいます。

筆者の信条は「休日は疲れ果てるぐらい遊ぶ」なので、満喫するように心がけていましたが残業の疲れがMAXのときは寝て過ごす日もありましたね。

体を休めるには良いですが、そうやって過ごした休日のあとは「また残業の日々が始まるのか」というネガティブな気持ちで精神的にしんどくなりますが、定時で帰ることによって体がびっくりするぐらいラクになります。

残業をしていたときと比べものにならないくらいポジティブに考えられます。

残業がある会社の特徴

毎日、残業がある会社には共通した特徴があります。

 

  • 残業がある会社の特徴
    • 会社の体質が古い
    • 離職率が高い
    • 無能上司がいる

代表的な特徴はこの3点について説明していきます。

古い体質が残存している会社ほど残業させたがる

そもそも「古い体質の会社」とはなんぞやって思うかと思いますので、筆者が考える古い体質の会社についてざっくりと説明していきます。

  • 会社に尽くして当たり前と思っている
  • 会議が異常に長い
  • 上司に力がある中小企業
  • 年功序列
  • 飲み会が強制
  • 精神論が根強い

などなど、こういった特徴に当てはまる会社は「残業をさせたがる」傾向があります。

成果よりも残業する方が評価されてしまうので、残業する風土が生まれてしまいます。

マネージメントができない無能上司がいる

業務の進捗状況、個々の能力、人員配置など、適切なマネージメント業務が行われていないと残業が増える原因です。

根本的な問題として上司が無能であることがあげられます。

自らも残業をして働いている姿を見せて部下から良く見られたい、尊厳を保ちたいなどのくだらない承認欲求があります。

早く帰りたい部下と真逆の考えなわけです。

そのため上司よりも早く帰りづらいからと部下も残業することになります。

離職率が以上に高い

離職率が高いということは、前提として会社に何かしらの問題を抱えている可能性が極めて高い。

職場の人間関係、長時間労働、業務上のストレス、給料が低いなどの問題があります。

こんな状況が続くとさらなる問題を引き起こします。

それは慢性的な人員不足です。

人員不足によって残業せざる得なくなりますし、バタバタと人が辞めていくのを見ていると精神的にストレスを感じます。

また、その状況が離職率を高めて本末転倒です。

残業したくないときの対処法

残業を回避する対処法について解説!

残業をしないキャラを確立する

残業を回避するには「とにかく残業しない」に尽きます。

会社に何を言われても残業しないスタンスが重要なんです!

中途半端に残業したりしなかったりしてると、残業の協力を求められたり、残業をしない日は嫌みを言われたりなど、あらぬ方向に進んでしまいます。

それでは残業しないというより会社に居づらくなって退職に追い込まれることにもなりかねません。

それだけは避けたいので、最初は嫌みも言われるかもしれません。そこはグッと堪えて意地でも定時で帰り続けることが大切なんです。

そうすることで「あの人は残業しない人」というキャラが確立していきます。

悪い意味で諦めてくれるんですね!

定時を得るためには多少の犠牲も必要だと強い意志で「定時キャラ」を貫き通しましょう!

仕事をしっかり終わらせておく

定時帰りするときは必ずやるべきことがあります。

それは仕事を終わらせておくことです。

仕事が終わってないのに定時帰りなんてひんしゅくを買ってしまうのは当たり前のこと。

残業をせずに定時で帰るためには自分の仕事を終わらせておく、前述で説明しましたが定時帰りキャラを確立するには必須なんです。

仕事を残して自分の裁量で調整できる仕事ならまだしも、ほかの人任して帰ったりは必ず避けましょう!

帰りにくい雰囲気を打開する

残業がある会社には定時帰りが許されない雰囲気があります。

上司が残業をしている、残業している人が多いなど、その雰囲気に呑まれて「自分も残業しないといけない」と思ってしまうんです。

それほど無駄な残業はないですよね。

それに「残業したいんだ!」って人はいないですし、誰だって定時あがりしたい気持ちが根底にあるはずです。

なので、帰りやすい雰囲気を作ることが重要なんです。

例えば曜日ごとに定時帰りする人を決めて、残った人が仕事を片付けておくなどのルールを作り、徐々に定時あがりを定着させる方法があります。

遅くまで残っている人に定時帰りが浸透していけば、おのずと残業をしない社風が確立していきます。

しかしながら、この方法はある程度の勤務年数を積み重ねていないと使えないので入社して間もない人はおすすめできません。

なので、入社して間もない人は残業したくない同僚間で少しずつ広げていきましょう!

残業を管理する上司に相談する

労務管理をする立場の上司であれば残業時間はシビアに対応しなければいけません。

残業したくない、残業が多いなどを相談するのではなく残業を減らす改善提案を上司に相談するんです。

まともな上司であれば、部下から相談されて放置する人はまずいません。

無駄な仕事は引き受けない

一度でも仕事を引き受けてしまうと「あの人に頼めばやってくれる」と際限なく頼みごとをされることになります。

むしろ、都合のいい人と扱われて残業が増える原因を作ってしまうわけです。

なので、仕事を頼まれても引き受けない。

これは徹底しておきましょう!

仕事のタスク管理をする

いくら残業したくなくても自分の仕事が残っていたら、それこそただの甘えであって言われても仕方ありません。

なので、定時帰りを目標とするなら「タスク管理」は必須。

仕事量の把握、仕事の配分、時間配分、手を抜けるところは手を抜くなどなど、限られた時間内で必要最低限の仕事を終わらせることが重要です。

通勤中、いつもより早く出社して業務開始には割り振りを考えておくとスムーズに進められます。

定時で帰りたくても「病院に行く」って嘘はダメ

残業が我慢できなくて嘘をつくのは厳禁。

よくあるのが「体調が悪いから病院に行く」という嘘、これは必ずばれます。

病院に行くと医療費通知書という封筒が会社に届きます。

なので、病院に行っていないのはすぐにばれます。

結果的に会社に居づらくなってしまう原因になります。

嘘をつくときは入社の段階で言う

残業をしないために嘘をつくなら入社の段階で残業ができないと伝えておきましょう。

そうしておくと理解が得られやすくなります。

理由は身内関係など断られにくい理由しておくと、気にせずに帰りやすくなります。

ただし、嘘がバレるほとんどが自分によるものなので注意が必要になります。

嘘をつくならバレないように徹底的にしましょう。

残業しないことを上司に注意された又は怒られた

会社は残業を強制できないと説明しましたが、なかには注意、叱責をしてくる上司もいるでしょう。

そういった上司に「残業は強制できないはず」「仕事は完璧に終わらせている」と説明したところで聞く耳を持ちません。

では、どうすればいいのかというと、その会社を続けていくなら、ある程度の妥協が必要なんです。

そんな上司の元で定時帰りを続けると

  • 評価を下げられる
  • 叱責が増える
  • パワハラに発展する

などのリスクが高くなります。

評価なんかどうでもいい、何を言われようが残業しないと強い意志がある方は「定時帰りキャラ」を浸透させていきましょう!

残業したくないけど残業せざるを得ないときは転職も視野に行動しよう!

残業したくないけどこんな状況に陥ったときは転職を考えていきましょう。

  • 残業を断れない
  • ノー残業は上司の叱責対象
  • 強制的に残業させられる
  • 単純に仕事が多い
  • イヤイヤ残業している
  • ストレスで体調を崩した

このような状況だったら転職した方がいいというよりむしろ「転職すべき」状況です。

残業0にする転職先の選び方

転職後も残業しなければならない状況を回避するためには、どのような会社を選べばいいか説明していきます。

残業が少ない職種を選ぶ

転職して残業が多い会社を選んでしまっては身も蓋もありません。

なので、残業リスクの少ない業種を選ぶことをおすすめします。

転職サイトdodaの残業調査の結果です。

順位 職種 残業時間
1位 受付事務 10.5
2位 医療事務 10.7
3位 営業事務 11.1
4位 金融代理店営業 11.4
5位 一般事務 11.8
6位 金融事務 12.3
7位 経理 12.5
8位 薬事 12.6
9位 個人営業 13.4
10位 企画マーケティング 13.7

残業の少ない職種は圧倒的に「事務系」が多くなります。

選んではいけない残業が多い職種

残業が多い職種の順位を見ていきましょう。

順位 職種 残業時間
1位 設計/施工監理 38.3
2位 出版/広告/映像 32.5
3位 施工管理 31.8
4位 建築/デザイン 29.8
5位 一般事務 29.2
6位 人材サービス 28.6
7位 経理 28.5
8位 メーカー営業 28.3
9位 機械設計 28.5
10位 インフラコンサルタント 28.1

1位~10位を紹介していきましたが、10位のインフラコンサルタントで28.1時間になっており残業がかなり多い職種となります。

なので、ここで紹介した職種は避ける方が無難です。

おじさん
おじさん
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この記事のおさらい

残業をしないメリットは

  • プライベートが充実する
  • 気持ちにゆとりができる
  • 疲れにくいのでポジティブに考えられる

残業のある会社の特徴

  • 古い体質が残存している会社ほど残業させたがる
  • マネージメントができない無能上司がいる
  • 離職率が以上に高い

このような特徴の会社には注意しておきましょう。

続いて対処法について

  • 残業をしないキャラを確立する
  • 仕事をしっかり終わらせておく
  • 帰りにくい雰囲気を打開する
  • 残業を管理する上司に相談する
  • 無駄な仕事は引き受けない
  • 仕事のタスク管理をする

では、残業0を目指して対処していきましょう!

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