土日も休むことなく働いて「辛い」と感じている人は多いですよね。
平日の休みは友人とスケージュールが合わなくなりますし、なにより「休日格差」が仕事のモチベーションに悪影響を及ぼします。
また、日に日につらい気持ちは増すばかりで、結果的に「仕事に行きたくない」「辞めたい」と最悪の事態を引き起こす原因となります。これは改善対策すべき問題です。
私自身、飲食関係、物流事務の仕事を6年間していた時期があって、常日頃「土日に休みたい」と不満を抱きながら仕事をしていました。そんな状態が続いていれば、限界を迎えて当然です。
その後、転職して”平日の休み”⇒”土日祝の休み”を手に入れて、今では充実した日々を送っています。
なので、「嫌々土日に仕事をしている人」「これから土日出勤の会社に就職する人」はこの記事を参考にして不満がない理想的な働き方を目指していただきたいと思います。
それでは「私が土日休みの会社に転職して正解だと思った理由」と「土日出勤の問題点や対処法」について解説しいていきます。
土日も仕事で辛過ぎる、対処法を教えて欲しい!
平日休みの会社に転職しようと思っているけど、土日出勤のメリット、デメリットを教えて欲しい!
土日は休みだけど頭から仕事のことが離れない。
<大前提>我慢できないほど辛いなら転職するべき
前提として、我慢できないほど辛いなら転職するべきです。
仕事はこの先も何年、何十年と続けていくものです。その過程において、あなたが土日の仕事を我慢できるのか、それとも我慢できないのかを基準に考えることが重要。
今の仕事が土日出勤の辛さに打ち勝つ目標があるのであれば、続ける価値があります。反対に我慢してまで続ける意義もなければ、あなたの為にならない仕事なら無理してまで続ける必要がありません。
まず、前提として辛い気持ちを緩和することができても、完全な克服は難しく少なからず苦痛を伴います。
そのことから、ここで伝えたいのは良い我慢、悪い我慢をしっかりと区別する判断力が重要だということです。
日本では我慢強さが美徳とされる傾向があります。
「石の上にも三年」「雨垂れ石を穿つ」このことわざが世間に浸透してしまっていますが、この言葉を無差別に当てはめること自体が荒唐無稽なわけです。
例えば
- この業界に興味はないけど生活のために土日出勤を我慢する
- この業界でキャリアアップするために土日出勤を我慢する
このように前者と後者では我慢する意味合いが変わってきます。後者はこの業種でキャリアアップするためという明確な目標があり、この我慢は自身への成長に繋がります。
ただし、冒頭でもお話したように我慢できないほど辛いときは転職を視野に入れて行動しなければいけません。矛盾しているかと思いますが、目標があるからといって我慢し続けるのはご法度です。
この線引が難しいところですが、この線引が出来ていないと転職を繰り返すことになります。
このあとに対処法についてお伝えしていきますので、対処法を交えて自身で明確な線引をしていきましょう。
仕事でしてはいけない我慢
- 自分の限界を超えること。
- 倫理的に問題のあることを無理に我慢すること。
- 健康や安全に関わる問題を放置すること。
- 不適切な上司や同僚の指示に従い、自分の信念に反することをすること。
- 仕事に関する問題やストレスを抱え込んで、個人的な問題やストレスを抱え込むこと。
- プライベートな時間や休暇を削ってまで仕事に費やすこと。
- 自分のスキルセットやキャリア目標に合わない仕事を長期間続けること。
- 適切な報酬や待遇がないまま、我慢して仕事を続けること。
- 暴言や嫌がらせなど、職場での人間関係における問題を我慢すること。
- 自分自身を犠牲にして、他人や会社のために全てを捧げること。
土日の仕事が辛くなる理由
私自身が土日出勤をしていて「辛い」と感じた理由がこちら
- 休日格差を感じて仕事のモチベーションが下がる
- 友人、恋人、家族と予定が合わせづらい
- イベントに参加できない
- 平日休みは連休がとりづらい
- 疲れがとれない
などです。それでは解説していきます。
休日格差を感じて仕事のモチベーションが下がる
これが辛いと感じる人は多いです。
出勤時、帰宅時も同様にプライベートを満喫している人とすれ違い、そんな光景を見ていると「自分も土日に休んでどこかに出かけたい」そんな気持ちが次第に強くなります。
「世間は休みなのになぁ」と世間と比較してしまい仕事のモチベーションが下がります。さらにモチベーションが下げるだけではなく精神的にも追い詰められます。
そんな日々を過ごしていると土日の仕事がどんどん苦痛に感じるようになってくるわけです。
それに初めはそう思わなくても土日出勤がある会社特有の「世間は休みかー」という会話が嫌でも耳に入ってくるので、土日の仕事に対して嫌悪感を抱くようになります。
友人、恋人、家族と予定が合わせづらい
一般的に土日は休みの企業が多く、土日の仕事していると、友人、恋人、家族とスケジュールが合わなくなります。
私の場合はそれを承知の上で就職しましたが、少し甘く考えていました。
友人にいたっては頻繁に会っていた人でも1.2ヶ月に1度になってしまい、軽い疎遠状態。大袈裟に言っているわけでなく、関係性は確実に悪化します。
それもそのはずです。
友人からの誘いは仕事のために断らざるえない、友人からすると何度誘っても断られるのですから「どうせ、仕事なんだろう」と思われても仕方ありません。最終的に誘われる回数も極端に減ります。
それと子供がいる人は余計に辛く感じるでしょう。
私の妻は土日祝が休みで、私は平日が休みだったんですが、家族揃って出掛ける回数がかなり減ります。
休みを合わすにしても、1ヶ月前から予定を立てて何とか合うように調整していました。
合わない時は妻が子供を連れて遊びに行くわけですが、子供の成長は恐ろしいぐらい早いわけです。
自分の知らないところで、いろいろと出来るようになっている。その成長を間近で見ることができない、これより辛いことはないでしょう。
仕事で子供との貴重な時間を失うことを疑問に感じて、私は転職を決意しました。
そういったことから「子供がいる人」は家族との予定に苦労するでしょう。
イベントに参加できない
基本的にイベントが開催されるのは土日です。
これに関してもだいぶ前から予定を組まないと参加できなくなります。
最大の問題は「ストレス発散」ができないことです。土日が休みであれば、いろいろなイベントに行ってストレス発散して、翌週の仕事にはリフレッシュした状態で取り組めます。
しかし、平日休みだとイベントそのものが少なく、1人で行ったところでイベント思えないぐらいガラガラで楽しさが半減します。
そうなると、せっかくの休日も自宅で過ごすことが多くなり、面白みのない休日を過ごすことになり、何のために働いているかわからなくなります。
さらに、知り合いが多ければ平日でも友人と出掛けたりできますが、基本的に何をするにしても「おひとりさま」です。
楽しい楽しくないは別として、孤独感、無気力、コミュ力の低下を身にしみて感じます。
1人のほうが気楽だって人なら問題ないですが、適度に誰かと過ごしたい人は辛く感じてくるでしょう。
連休がとりづらくて疲れがとれない
土日出勤がある会社の特徴、それは連休の取得が難しいということです。
私は飲食関係、物流事務の仕事で土日出勤をしていましたが、土日出勤のある会社は連休がとりづらい特徴があります。
基本的に休みは飛び石となります。
そのため、疲れがとれないまま仕事を迎えてモチベーションは下がりっぱなし。
その対策として睡眠重視の休日を過ごすわけですが、寝て過ごすほど空虚な休日はありません。
ストレス解消には不十分な休暇体制であるといえます。
さらに病欠などが出ると仕事が回らなくなるためシフトが急遽変更されることもあり、予定などがある場合は調整に四苦八苦します。
最悪のシフトが「月、水」「金、月」など1日、2日仕事に出て休みになることもあってフラストレーションが溜まります。
土日の仕事が辛いときの対処法
土日の仕事が辛いときは放置しないことが鉄則です。なぜなら、身体的にも精神的にも負担がかかるのが「土日出勤」だからです。
辛いと感じたら自分自身を守るためにも対処法は必要不可欠。
では、いくつか対処法を紹介していきます。
仕事量を調整する
土日の仕事が辛いときは仕事量の調整が有効です。
平日に仕事をできるだけ終わらして土日の負担を減らせば、辛いと感じる度合が格段に減ります。
接客業など仕事内容が流動的だと難しいですが、タスク管理、マインドフルネス、深呼吸またはストレッチなどが効果的。
まず、タスク管理は物事に優先順位をつけて無駄な時間を徹底的に省きくことで、ストレスなく仕事に取り組むことができます。
マインドフルネスについては 今やっている仕事に集中することで、不安やストレスなどを鎮めることができます。とは言っても常に集中することは難しいので1日5分でも十分な効果があります。
深呼吸 ストレッチについては、単純に肉体的疲労を取り除くことができます。
流動的な仕事でもこのような対処法もあるので試す価値ありです。
仕事の時間や日程を調整する
もう限界だと感じた時は仕事の時間をずらしたり日程を調整してみてください。 これは頻繁にはできませんが 調整することで体の負担を軽減することができます。
この日程を調整する時はただ単に辛いと思った時ではなく、不規則な生活になった時に調整することが重要です。
というのも、土日出勤をしていると不規則な生活になりがち、そうしたことから 生活リズムを正す意味合いとして調整が必要になります。
調整するには上司の理解や同僚の理解がないとできませんので、土日の問題点を ミーティング などで理解を求めなければいけない。
土日の仕事の問題点は上司や同僚も 共通の悩みであるはずです。なので、協力的な会社であれば比較的簡単に解決できます。
ただ、新入社員で立場が弱いとなかなか切り出せない問題で、その場合は 先輩なのに相談しましょう。
リフレッシュするための時間を確保する
先ほどお話ししたように 土日の仕事の場合は 飛び石の休みとなり、完全にリフレッシュすることができません。そのため、リフレッシュするために予定を入れて時間を確保しましょう。
無理やりどこかに行くとかいう話ではなく 朝から散歩する、読書するなど、買い物に行くなど、ちょっとした予定を入れるだけで充実した休日となります。
充実した休日の準備として
- 夜更かしをしない
- 予定を詰めすぎない
- 仕事のことを忘れる
- スマホをいじりすぎない
- お酒を飲み過ぎない
これを注意することによってスッキリとした朝を迎えられます。休日でリフレッシュすると土日の仕事でも気持ちよく取り組めます。
土日の仕事が辛いときに心がけること
いくら対処法を試みたところで気持ちをリセットしてこそ効果が発揮されます。
そのため、対処法を試す前に準備として心構えについて解説します。
ポジティブな考え方を心がける
土日の仕事が辛いとネガティブなことばかり考えてしまいます。
- 今頃、友達は楽しく遊んでいるんだろうなー!
- 何で土日に働かないといけないんだ
- 何のために働いているなわからない
など、ネガティブ思考が先立って仕事のモチベーションが下がるだけです。
大切なのは「自分にとって意味のある仕事をしている」とポジティブに考えることです。
そうすることで気持ちを前向きに方向転換できて仕事のモチベーションを高められます。
自分自身を労ってあげる
土日出勤は休日が変動することがあって生活リズムが不規則になります。
そうした生活は気付かないうちに身体を酷使している状態です。
ストレス発散も大切ですが、遊び優先にしてしまっては疲れがとれないまま土日出勤を迎えないといけません。
ここで重要なのは肉体的疲労と精神的疲労のバランスを考慮すること。
自分を労ることを第一に考えることを心がけましょう。
コミュニケーションを疎かにしない
土日出勤が多くなると家族や友人とのコミュニケーションが不足します。
週に1度は家族や友人との時間をとることで辛さが軽減されます。
その他に同僚と一緒に休憩してコミュニケーションを図るなども有効です。
土日の会社に転職を検討するときのポイント
土日の会社に転職を検討するときは以下のポイントに注意しましょう。
- 求人情報に完全週休二日制と記載されているか
- 企業の休日制度を調べる
- 現役従業員の口コミを調べる
上記が土日休みの会社のポイントとなります。では、ひとつずつ説明していきます。
求人情報に完全週休二日制と記載されているか
仕事を探す際に求人情報に目を通すかと思いますが、休日項目で注意するべきポイントがあります。
それは「土日、完全週休二日制」と記載されているかどうかです。
これが記載されていれば毎週土日が休日となります。
補足として説明すると
完全週休二日制:週に二日間の休みがある(土日とは限らない)
週休二日制:月に2日間休める週がある
このように似ている言葉になりますが、意味合いが違うので混同しないようにしましょう。
企業の休日制度を調べる
企業のWebサイトには休日を記載している場合があるので要チェックです。
企業のサイトには「採用情報」「問い合わせ」といった項目があり、そこに営業日、営業時間、休日が記載されています。
また、休日情報が記載されていない場合は「お問い合わせフォーム」から休日について質問をしてみるといいでしょう。
匿名で質問できるので面接で聞きにくい質問をなどに有効です。
現役従業員の口コミを調べる
現役従業員の口コミを調べる方法として転職会議などのサイトの利用がおすすめです。
- 年収、評価制度
- 退職理由、退職検討理由
- 面接、選考
- 仕事のやりがい、面白み
- 事業の成長性、将来
- 福利厚生
- 社内制度
- ……etc
など、多数のカテゴリーんいより口コミを見ることが出来ます。こういったサイトを活用することで入社したときのギャップを感じにくくなります。
<結論>土日休みの会社に転職して正解だった
結論をいうと、土日休みの会社に転職して正解でした。
休日の変更が多かったために生活リズムが乱れて疲れがぬけない。
そういった悩みから解放されて、今では規則正しい生活を送れています。
何より友人、家族との予定が計画できてコミュニケーション不足が改善できました。また、自分自身の趣味や今までできなかった旅行を楽しむことができています。
仕事にもプラスの影響があり、土日を休むことでリフレッシュできます。
以上のように、私のライフスタイルは仕事を含めてプラスの影響が多かったです。
平日休みが辛くて悩んでいる人には転職を検討してみてはいかがでしょうか。
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