「転職初日で辞めたい」入社1日で退職する影響や対処法を詳しく解説!

転職初日で辞めたい 仕事辞めたい
この記事を書いた人
おじさん

おじさんといいます。
栃木県生まれの大阪育ち、少しイントネーションが変な関西人です。
今までの転職回数は6回、残業だらけのブラック企業で辛かった日々、年間休日120日のホワイト企業で勤めた日々。などなど複数社で勤務した経験があります。
今は通信業界で働いており、通常業務とキャリアコンサルタントを兼任しています。
採用担当をしていた経験もありますので、リアルな情報を発信していきたいと思います。
実体験を元に書いていますのでご参考にして下さい。

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転職初日だけど辞めたい!

転職初日で辞めたら影響あるの?

期待や不安が入り混じる入社初日。

いざ出社してみると思っていた会社と違うかった「辞めたい」と感じる方は少なくないですよね。

このまま自分の感情に従うべきなのか、それとも我慢するべきなのか悩むかと思います。

それに辞めたらどうなるのか最も気になる部分。

なので、今回は入社初日で退職する影響や対処法について解説していきます。

この記事で解決する悩み
  • 入社初日で退職するとどうなるか教えて
  • 入社初日で辞めると違法なの?
  • 辞める理由はどうすればいい?
おじさん
おじさん

この記事では初日で退職後の保険、影響、対処法、退職理由について解説しています。

<大前提>正社員が入社1日で辞めると違法になる可能性がある

正社員が入社1日で退職すると違法となる可能性があります。

まず、民法第627条に定められており2週間前に退職する意思を伝えなければいけません。

第627条

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

引用元:厚生労働省

よく「退職意思は2週間前に言わないといけない」って聞きますよね。

これは会社規定と思われがちですが、民法によって定められている歴とした法律なんです。

なので、雇用期間のある正社員(アルバイトは含まない)が即日辞めると損害賠償を請求される恐れがあります。

実際に入社初日で退職して損害賠償を請求された事例があるので、辞めたくなってもバックレは厳禁。

企業が1人採用する採用コストは平均で100万円、言うまでもない措置です。

入社初日で退職しても違法にならないケース

もう辞めたいのに二週間も出社なんてゾッとする。

 

おじさん
おじさん

辞めたい会社で二週間も勤務するのはつらいよね。

でも、ある条件を満たせば入社初日でも辞めれるよ!

その条件は以下の通り

  • 入社の説明と違う仕事内容だった
  • 入社時の条件と違う(給料など)
  • やむ得ない事情がある(介護、体調不良など)
  • 会社との合意が成立したとき
  • 会社に非があるとき(パワハラ、人間関係など)

このような条件に当てはまれば入社初日で退職しても違法ではありません。

ただし、やむ得ない事情に関しては会社が退職に相当する理由だと認めた場合に限りなので、会社に認められないと退職できないことがあります。

退職側からすると不利な条件なわけです。

入社1日で辞めるとどうなる?転職に影響はある?

1番気になるのが入社初日で辞めたあとですよね。

給料は貰えるのか、保険はどうなるのか、転職に影響はあるのかなど気になる部分ばかりです。

では、辞めたあとについて説明していきます。

すぐに辞めても日割り分の給料は支払われる

働いた対価として給料を貰うのは当然です。

それが1日で辞めたとしても日割り分の給料を貰う権利があり、会社は支払う義務があります。

これは労働基準法に定められています。原文は長いので一部分を抜粋すると

第二十四条 賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。

引用元:厚生労働省

とあります。

従って、実働分の賃金は月給を日割りにした額が支払われるということです。

支払われなかったら労働基準局に駆け込みましょう。

社会保険料が請求される可能性がある

初日退職の退職日は最短で翌日になります。

なので、社会保険の取得と喪失の手続きを同じ月に処理する同月得喪(どうげつとくそう)になりますので、たとえ入社1日で退職しても社会保険は日割り計算ではなく1ヶ月分の保険料が発生します。

この保険料は4月〜6月の給料の平均額から算出します。その保険料が日割り賃金より会社の負担額が上回ると、その差額を請求される可能性があります。

厚生年金は還付される可能性がる

ほとんどの方が該当するかと思いますが、同月で加入していた厚生年金や国民年金を支払っていた方は還付される可能性があります。

A社の厚生年金加入していたとします。4月1日で退職してB社に4月2日に入社、4月3日に退職すると同月に年金を二重払いしたことになります。

この場合は個人負担部分と会社負担分の厚生年金が返還され、先に支払ったA社の年金費用は不要となり年金事務所から還付される仕組みです。

その際は自宅に還付金の案内が届くので年金事務所に問い合わせしましょう。

雇用保険

雇用保険の加入条件のひとつとして31日以上の就労見込みがある方という条件あります。

ちなみに初日退職であっても加入できますので、履歴書に嘘を書きたい方は確実にバレます。

心配な方は退職時に手続きが完了しているか確認しておきましょう。

初日退職であっても、過去2年間で雇用保険の加入期間が12ヶ月以上あれば失業保険を受給できます。

ほとんどの方が受給できるはずなので、離職票が送付されるまで待ちましょう。

転職が不利になる

初日で退職したら履歴書に書きたくないのが本音ですよね。

でも、履歴書に嘘を書くとバレる可能性があります。

それは、社会保険の加入履歴、雇用保険、源泉徴収などから履歴書の嘘がばれます。

企業も1日で退職した経歴があると「すぐに辞めるんじゃないか」と警戒されて、今後の転職活動に影響をもたらします。

運良く全ての手続きが完了していなければ、自分で言わない限りバレません。

なので、履歴書に嘘を書きたい人は保険等に加入していないか確認しておきましょう。。

それでも「入社初日で辞めたい」人向けの退職理由

とにかく辞めたいんだ!どうすればいいとお悩みの方におすすめの退職理由です。

円満に辞めたい人は正直に話す

退職後のトラブルを避けてスムーズに退職するためには会社の合意が必要です。

下手に嘘をつくと理由を根掘り葉掘り聞かれたときに辻褄が合わなくなりす。

どんな理由であれ、正直に話すことが大切です。

辞めるなら正直に話さなくていいのでは?

おじさん
おじさん

正直に話すには理由があります。会社から合意が得られないと退職の際にトラブルに発展するかもしれません。

なので、難色を示されるか見極めないといけません。

スムーズに退職するには必須です。

 

 

 

しかし、あまりにも自分本位な理由だった場合は話さはないほうがいいです。

例えば、「家から遠くて通勤がしんどかった」「会社の雰囲気が嫌だ」など、自分本位かつ会社に非がない理由などです。

そのあたりは本音と建前を判別しましょう。

パワハラ、人間関係は最強の退職理由

会社から提示された条件に相違なく退職理由に困っている人は「パワハラ、人間関係」が最強の退職理由になります。

いい人ばかりの職場だった場合は心が痛む理由になりますが、これを持ち出されると会社としても退職に応じるしかありません。

ただし、企業も事実確認のためにヒアリング等を行う可能性があるので「詳しい内容は話せません」と具体的な話しをしないほうが得策です。

下手に固有名詞を出すと話がややこしくなって辻褄が合わなくなります。

初日で退職意思を伝えるときは直接話すか電話。メールや手紙はNG

この記事を読んでいる方は入社初日を終えて自宅で退職意思の伝え方に悩んでいる頃だと思います。

辞めると決めた会社にできれば行きたくないですよね。

それが人間関係が原因だとしたら会いたくなくなりますし億劫になって当然です。

手紙やメールは顔を合わせなくていいので楽な連絡手段です。

しかし、結論から言うと早く辞めたいなら直接話すか電話しかありません。

手紙やメールだと会社が気付くまでタイムラグが発生するので、どうしても時間を要します。

それに退職が受理されない場合など会社に出向かないといけなくなります。

なので、直接話すか会社に行けない事情がある場合は電話で退職意思を伝えましょう。と

入社1日で辞めたくなる原因

入社1日で辞めたいと思う3つの原因を解説していきます。

初日に放置された

入社して1番きついのが放置です。

右も左もわからない入社初日で簡単な説明だけで、どうしていいかわからず棒立ち。

自分が何しに来ているかわからなくなります。

威圧的な上司がいた

部下に対して威圧的で社内の雰囲気が悪く暗い雰囲気だと不安になるのも当然。

ブラック企業の特徴でもあるので注意が必須です。

威圧的な上司は「変わりなんかいくらでもいる」と部下の扱いが悪い傾向があります。

このような上司がいて辞めたいと思わない人はいないでしょう。

仕事が合わない、難しいと感じた

思っていた仕事と違って難しい仕事だった。

自分ではできないのでは?と辞めたいと思う人がいます。

慣れない職場で仕事が難しかったら余計に疲れ果ててしまいます。

入社1日で辞めたいときの対処法

入社初日で辞めたいと感じたけど、まだ頑張りたい、転職に不利になるしもう少しだけ続けたい人向けの対処法になります。

まずは我慢する

辞めさせて下さいと言うのは簡単なことです。しかし、1度でも辞めたいと言ってしまうと引き返せなくなります。

考え直して残ることができても、1度失った信用を回復させるのは非常に困難。

慣れない環境、慣れない仕事が辞めたいという感情を生み出しているわけで、あなただけではなく初日勤務は多くの方がつらいと感じています。

そこで乗り越える人と乗り越えられない人では、今後の社会人生活において雲泥の差があります。

ひとまず、我慢してみる。

1週間我慢できたら、1ヶ月、3ヶ月…と仕事に慣れて辞めなくて良かったと思える日がきます。

何度も言いますが辞めるのは簡単です。

自分のキャリアを積み上げてこそ、先を見て後悔しない結果になります。

家族や友人に相談する

1人で考えても「辞めたい」としか考えられない人は家族や友人に相談してみましょう。

「1日で退職はありえないと」批判されるかもしれませんが、自分にない考えを聞くことは大切です。

どうしても1人だと凝り固まった考えになってしまうので、相談相手何が嫌で辞めたくなったのか事細かく話せば自分にない発想がうまれるきっかけになります。

それに納得できない引っかかる部分も、大したことないと切り替えれます。

1人で悩まず信頼できる人に相談しましょう。

辞めたい感情が正解なのか考える

正解を考えるのはとても難しいことです。

感情に従って辞めるのが正解かもしれませんし、辞めないのが正解かもしれない。

それは人それぞれですが、ここで伝えたいのはあなた自身の中で正解に近い答えを導き出すことです。

現実を考慮して

  • 当面の生活はできるのか
  • 転職先は見つかるのか
  • 同じ状況に陥るかもしれない
  • 転職活動の影響

など置かれている状況は様々です。

計画的な退職とはいえない決断をして、あなたが後悔しないなら辞めて正解でしょう。

しかし、決定的な理由がないのであれば今一度、考えてみましょう。

 入社1日でも辞めるべき会社

入社初日であっても辞めるべき会社があります。

それについてはこちらの記事を参考にしてください。

「こんな会社は今すぐ辞めた方がいい!」辞めるべき会社の特徴15選プラスα
転職を6回繰り返した筆者が実際に経験した内容に基いて「辞めるべき会社の特徴」をわかりやすく説明しています。現在、勤めている会社を辞めようか迷っている、会社がおかしいかわからない、そんな悩みを解決する記事内容になっています。

入社1日の退職はデメリットが多い、でも悪い我慢をしてはいけない

初日で退職するデメリットについてお話しましたが、我慢できないほどの理由があれば話は別。

なにより、悪い我慢はするべきではありません。

パワハラを受けた、条件が違う、我慢して転職に踏み出せずにいると間違った方向に進みます。

多少の我慢は必要ですが、まず理不尽なことに耐える必要はありません。我慢は美徳ではないと認識して、長い目で見てあなた自身にとって成長や学びを促すものなのか、心身が疲弊するだけで得られるものがないのか考慮して判断しないといけません。

間違えても「私より大変な人がいる」と思って無理に我慢するべきではないです。

他人と比べたところで環境や立場が異なります。

あなた自身を基準にして得られるものがあるか利己的に考えていきましょう。

辞めたいけど言えない人は退職代行にお願いしよう。

辞めるとい言えない、辞めると言ったあとのトラブルが不安な方は退職代行に依頼するのも一つの方法です。

退職代行を利用したら即日で辞めれるの?

 

おじさん
おじさん

入社初日であっても退職できた実績があるよ!

 

退職代行は労働基準法、民法に従った方法で退職します。

時間がかかる場合もありますが、退職代行に依頼すれば翌日から出社しなくて済みます。

なので、退職代行は即日退職というより即日に退職対応をしてれるが正しいかもしれません。

おすすめの退職代行は東京労働経済組合が運営している【退職代行ガーディアン】です。

実績はさることながら対応がスピーディーで労働組合が運営しているので会社と直接やりとりをしてくれます。

最も信頼できる退職代行といえます。

なにより、退職連絡から全て代行してくれるので自分で会社や上司に連絡しなくてすみます。

退職に不安がある方は退職代行をおすすめします。

転職が不安な人は転職エージェントに丸投げしよう!

「1日で辞めてしまったけど転職が不安でたまらない」という方は転職エージェントを頼るのが1番です。

やってしまったことを後悔してもどうにもなりません。

これからどうするのかが大切。

ですが、お話した通り初日で退職した過去があるあなたは転職に不利な立場に置かれています。

必死に求人とにらめっこしたところでお目当ての企業に入社できるかは別問題です。

書類選考ですら通過が困難な状況で、妥協に妥協を重ねないと転職は難しい状況です。

少し脅しのように思うかもしれませんが、自力では限界があります。

そこで活用すべきものは「転職エージェント」です。

初日退職した人に向きの転職エージェントはリクルートエージェントになります。

1番の理由は非公開求人の数です。

20万件以上の非公開求人を取り扱っていますので、希望に近い求人と出会う可能性がかなり高いです。

キャリアアドバイザーの対応がよく、面接指導はもちろんのこと各業界に精通した知識があるので信頼できる転職エージェントになります。

極端にいえばキャリアアドバイザーに丸投げしたほうが転職がうまくいくといっても過言ではありません。

転職に不安がある方は利用すべきサービスですね。

初日退職のまとめ

初日退職するときは当面の生活、転職活動の影響などデメリットを考慮したうえでの決断が必要になります。

我慢すべきことと我慢すべきことではないか判別して、退職しても後悔がない選択が今後のために重要です。

それに退職代行や転職エージェントなど辞めるとき、辞めたあとに頼りになるサービスがあるので活用していきましょう。

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